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エネルギー節約説の実験的証明は困難だった物体を一定の高さまで持ち上げる仕事量とは異なり、魚の消費... エネルギー節約説の実験的証明は困難だった物体を一定の高さまで持ち上げる仕事量とは異なり、魚の消費エネルギーを測定するのは難しかった / Credirt:Nature communications魚が群れる理由として、絵本『スイミー』でもお馴染みの「捕食者に対する防御」と共に「エネルギー節約説」が、常に語られてきました。 エネルギー節約説とは、群れの内部にいる魚は前を行く魚のお陰で水の抵抗が少なくなり、同じ移動距離でも必要なエネルギーを節約できるとする説です。 マラソンにおいて古くから知られている「前の人の後ろにぴったり張り付く」と空気抵抗が少なくなって有利になる…とする戦術の水中版とも言えるでしょう。 しかしながら、現在に至るまで、そのエネルギー節約説を実験的に証明した研究はほぼありませんでした。 先行する既存の研究は、どれもシミュレーションや紙面での演算ばかりだったのです。 その主な原因
2020/11/04 リンク