米フロリダ州フォートローダーデールの警察でフラッカの結晶を手にする、特殊捜査部門の責任者、ダナ・スウィッシャー氏(2015年6月18日撮影)。(c)AFP/DIEGO URDANETA 【6月26日 AFP】麻薬としては破格の安さで手に入る上、使用者を死に至らしめることもある強力な合成麻薬が米フロリダ(Florida)州で急速にまん延し、数十人が死亡する事態となっている。 この薬物「α(アルファ)-PVP」は「フラッカ」や「グラベル(砂利)」とも呼ばれる。摂取した男性が、幻覚で見たイヌから逃げようと裸で街路を疾走するというシュールで痛ましい事例も発生している。 その安さゆえに「5ドル(約600円)の狂気」とも呼ばれるフラッカは中国で製造されており、化学的には危険ドラッグと似ている。 フロリダ州南部、マイアミ(Miami)のすぐ北に位置する観光地、ブロワード(Broward)郡はフラッカによ