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2008年3月19日のブックマーク (19件)

  • 小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 2007-09-05『近代日本の社会的差別形成史の研究』

    安保則夫『近代日の社会的差別形成史の研究』(明石書店、2007) おすすめ。 (1)名著の噂は聞きながら怠慢で手にとっていなかった『ミナト神戸 コレラ・ペスト・スラム』(学芸出版社、1989)の増補版。増補版出版を機にようやく一読したが、どえりゃーおもしろーていかんわ。もっと早く読んでおけばよかった。 (2)そもそも明治期日で黒死病が流行した!!、というのが、黒死病といえば中世ヨーロッパというパブロフの犬的知識しかないぼくにとっては驚天動地。うーむ、無知ほど怖いものはない。そして、こういった事態に対処するべく公衆衛生政策が導入&展開され、そしてそれが被差別部落に対する攻撃と結びついてゆき……というストーリーは、じつに説得的である。 それにしても、教授会があるとが読めていいなあ。

    小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 2007-09-05『近代日本の社会的差別形成史の研究』
  • 『アフリカ「発見」』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記

  • 『いま歴史とは何か』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記

    ディヴィド・キャナダイン編『いま歴史とは何か』(平田雅博他訳、ミネルヴァ書房、2005、原著2002) (1)かのエドワード・カー『歴史とは何か』(清水幾太郎訳、岩波書店・岩波新書、1962、原著1961)刊行40周年を記念して2001年にロンドン大学で開催されたシンポジウムの記録。こんなにすぐに日語で読めるとは、ありがたい限りである。過去40年間、歴史学の中心的な課題は「原因の説明」から「意味の理解」へとうつりかわってきたという全体的なコンセプトのもと(序文)、社会史、政治史、宗教史、ジェンダー史、文化史、思想史、帝国史の諸分野について、欧米の一線で活躍している歴史家が研究状況を回顧および展望している。 (2)各分野をとりあつかう章は、それら分野における研究動向を知るうえではインフォマティヴで、いろいろと役に立つ。たとえば、政治史については、「ハイ・ポリティクス」政治史と「新しい」政治

    『いま歴史とは何か』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記
  • 『慰安婦と戦場の性』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記

    秦郁彦『慰安婦と戦場の性』(新潮社、1999) (1)おしごとの準備のために再読。「自虐史観」派と「自慰史観」派がはげしく対立した従軍慰安婦論争について、自慰史観派寄りの立場から「慰安婦百科全書」(あとがき)たらんと目指して書かれた書。ときどき自慰史観派的な物言いがちらちらするのには閉口するが、各種の証言や文書史料にもとづいて議論しようとしている点には好感が持てる。 (2)従軍慰安婦論争をはじめとする近年の歴史認識論争を整理する際には、「自虐史観vs.自慰史観」という対立軸だけではなく、「歴史vs.物語」という対立軸を利用しないと、全体像が捉えられない。前者は「日は悪いことをしたか否か」という問いをめぐる軸であり、後者は「大切なのは史実の存否か否か」という問いをめぐる軸である。4つの象限を代表する論者としては、「自虐・歴史」は吉見義明、「自虐・物語」は上野千鶴子、「自慰・歴史」は秦郁彦、

    『慰安婦と戦場の性』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記
  • 『「学級」の歴史学』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記

    柳治男『「学級」の歴史学』(講談社・講談社選書メチエ、2005) おすすめ。 (1)学部演習で内藤朝雄『いじめの社会理論』(柏書房、2001)を読んでいる(経済学部のくせに!!)のだが、そのなかでゼミ生から「学級制度は問題をはらんでいるようだが、この制度はどのようにして成立したのか」という疑問が出た。そういえば新聞の書評で学級制度の成立について論じているがをみたぞ、というわけで、あわてて探して一読。ところが、地味なタイトルに似合わず、ものすごく面白くて、驚愕。 (2)このによれば、学級制度は、19世紀のイギリスにおいて、教育の大衆化に対応するべく教育システムを合理化しなければならないという社会的要請に対応しうるものとして誕生した。それゆえ、それはフーコーの言う「規律訓練型権力」に親和的な制度だった。ところが、19世紀末に日に導入されるや、この制度は当時の日の社会構造に規定され、共同

    『「学級」の歴史学』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記
  • 『系統樹思考の世界』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記

    三中信宏『系統樹思考の世界』(講談社・講談社現代新書、2006) いただきもの。 おすすめ(追記……書きわすれ) (1)(生物?)系統学者にして謎の独法研究員にして稀代の読書家でもある三中さんの新作は、《系譜を考える》アプローチたる「系統樹思考」をキーワードに、科学方法論・科学哲学を論じ、「系統樹思考」を共有する諸学問領域を概観し、さらには系統学の基的な手続きまで説明するという、恐るべき欲張りなだった。アーギュメントの中核は 経験科学としての「歴史の復権」―それは、歴史は実践可能な科学であるという基認識にほかなりません。そして、その実践を支えているのは系統樹思考であり、一般化された進化学・系統学の手法です。 進化生物学はダーウィン以来の一世紀半に及ぶ道のりの末に、人間を含むすべての生物を視野に入れるヴィジョンをもつにいたりました。それは同時に、関連諸学問をこれまで隔ててきた「壁」をつ

    『系統樹思考の世界』 - 小田中直樹・仙台ドタバタ記
  • 小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 中岡哲郎『日本近代技術の形成』(朝日新聞社、2006)

    中岡哲郎『日近代技術の形成』(朝日新聞社、2006) おすすめ。 (1)昨年末に京都でお会いした谷川稔さんに「これは面白かった」と推薦されていたのだが、ようやく一読。技術史家が、技術のあり方という視角から、開国から両大戦間期にいたる日の産業化の通史を描き出す一冊である。技術とは知識体系の一部をなすものであり、したがって、そのあり方には人々の知識、認識、さらには意識が反映されている。さらにまた、技術は社会経済システムとリンクされており、両者の関係は歴史を動かすダイナミズムを内包している。したがって、技術のあり方という視角から歴史を語るというのは、じつに優れた着眼点といえるだろう。 (2)ついでに、クールな距離感とホットな評価がバランスよくミックスされている語り口も、書の魅力のひとつである。

    小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 中岡哲郎『日本近代技術の形成』(朝日新聞社、2006)
  • 小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 『増補・可能性としての「戦後」』

    桜井哲夫『増補・可能性としての「戦後」』(平凡社・平凡社ライブラリー、2007、初版1994) (1)ひそかに一ファンを自任している桜井さんがこんなを出していたとは……しかも平凡社ライブラリー化されていたとは……なさけなくも見落としていた。原武史『滝山コミューン』に続き、戦前と戦後の連続性を強く意識したしごとを読むことになった。とりあえず 臆病者が否定されない社会。それこそが、戦後の理想であり、初心だった。そのことだけは、今でも忘れ去ってはならないだろう(111頁) という文章をクリップしておこう。

    小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 『増補・可能性としての「戦後」』
  • 『前工業化期日本の農家経済』小田中直樹[本業以外]ネタ帳

    友部謙一『前工業化期日の農家経済』(有斐閣、2007) おすすめ。 (1)かつて「農家経済からみたモラル・エコノミー論」(『思想』794、1990)という快作を読んだとき、そのアーギュメントの論理性にこころから驚かされたことを思い出す。その著者友部さんの第一作は、チャヤノフ理論を自家薬籠中のものとしたうえで、半自給自足的な経済アクターたる小農の経済行動を経済理論的かつ歴史的に分析する、まさに「経済史学」のお手的なである。うーむ、こりゃ面白すぎていかんわ。 (2)その友部さんは母校・慶大からこの春阪大に転出したとのことで、「阪大強し」の感募る今日この頃。

    『前工業化期日本の農家経済』小田中直樹[本業以外]ネタ帳
  • 『文明化の経験』小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 2007-08-30

    安丸良夫『文明化の経験』(岩波書店、2007) おすすめ。 (1)数年前のことになるが、上智大学で歴史学研究会が小さなセミナーを開いた。中村政則さんが「言語論的転回」について報告したこのセミナーでは、ぼくもコメンテーターとして末席を汚した。「最後の講座派」と呼ばれていた中村さんの柔軟な思考に驚かされたり、そしてなによりも安丸さんにはじめて(そして、今のところ唯一)お会いする機会を得たことで、このセミナーはぼくの記憶の深いところに刻まれている。 なにしろぼくは大学院生時代に『日の近代化と民衆思想』(青木書店)を読んで「通俗道徳」論にふかく納得して以来の、かなり熱心な安丸ファンなのだ。 (2)そんな安丸さんの新著は、公共圏・国民国家・コスモロジーなどをキーワードに、民衆運動と世界システムを結びつけることによって、幕末から明治期の歴史を総体的に、かつ実証的に理解しようとする書である。一読してそ

    『文明化の経験』小田中直樹[本業以外]ネタ帳 - 2007-08-30
  • 2007-12-30 - 小田中直樹[本業以外]ネタ帳:『中国思想史』

    溝口雄三・池田知久・小島毅『中国思想史』(東京大学出版会、2007) いやー、超おすすめ。これはスゴい。 (1)年末も近くなり、今日はオフ……って、そもそも日曜日だって。でも明日は職場でしごとをする予定なので、あまりノンビリした雰囲気はない。 (2)たまたま大学生協書籍部の店頭で手にとった(大学生協書籍部、もうちょっと品ぞろえ頑張ってくれー!!)このを読み、ひたすら驚愕。中国思想の概説的な通史という体裁をとっているが、目のつけどころといい、時代区分といい、おそらくはまったく新しい中国史の見方を提示しようとしている、じつに野心的な一冊とみた。 こののキーワードは《科挙官僚制社会》と《郷里空間》だと思うが、ぼくのような素人の説明を読むよりは、まずは「はしがき」を一読されたい。そこには 書は中国史上四つの大きな変動期に焦点を絞り、そこにどういう新しい歴史が生みだされたのかを解明しようとする

    2007-12-30 - 小田中直樹[本業以外]ネタ帳:『中国思想史』
  • イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう

    二日連続でいちおし。 まっぷたつの子爵 (ベスト版 文学のおくりもの) 作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,河島英昭出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1997/08/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (25件) を見る そしておまえはすべてのものがまっぷたつになることを望むだろう、おまえの姿どおりにすべてのものがなることを。なぜなら美も、知恵も、正義も、みな断片でしか存在しないからだ。(78ページ) 「われらの先祖」三部作の第一作にして、カルヴィーノの転機となった作品。トルコとの戦争で大砲に撃たれ右半身だけの身体となったメダルド子爵は、悪の権化となって領内に君臨する。そこへ、善の化身のような残りの左半身がやってくる。 メダルドの甥の少年による一人称語りで語られるのだが、この語りがこの小説の第一の魅力。凄惨な戦争の情景も、メダル

    イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう
  • ボフミル・フラバル『あまりにも騒がしい孤独』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう

    現代チェコ文学というと、日ではクンデラの一人勝ち状態だ。古典を含めても、クンデラほど読まれてるのはカフカと、せいぜいチャペックくらいだろう。でもこの三人のほかにも凄いのはいる。たとえばこの人。ボフミル・フラバル。 あまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力 2) 作者: ボフミル・フラバル,石川達夫出版社/メーカー: 松籟社発売日: 2007/12/14メディア: 単行購入: 6人 クリック: 103回この商品を含むブログ (49件) を見る でも、誰かがその安全な避難所をばらしてしまい、プロイセン王立図書館の蔵書は戦利品と宣言されて、天金と金文字の付いた革装のはまたトラックで駅に運ばれ、そこで屋根のない貨車に積み込まれた。雨が降って丸一週間どしゃぶりになり、最後のトラックが最後のを運んでくると、列車は大雨の中を出発し、無蓋車から煤とインクの混じった金の水が流れ落ちた。そして僕は、街灯

    ボフミル・フラバル『あまりにも騒がしい孤独』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう
  • 解剖医の減少 - 元検弁護士のつぶやき

    解剖医、3年で15%減…育成・確保で政府が検討会議(2007年12月23日11時11分 読売新聞) この結果、3年間で9教室が11人の削減を行い、11教室が今後欠員が出ても補充しないなど11人の削減を予定している。4教室では医師が不在となっている。学会は「法医学教室は臨床部門とは違って利益を望めず、国公立大学の法人化などで大学も採算性を求められるようになり、リストラの対象とされている」とみる。 愛媛県では06年秋から解剖医が不在となり、専門でない病理学者や開業医に司法解剖を頼っている。解剖医が1人という県も増え、今年から1人になった県の医師は「家族で遠出もできず、四六時中気の休まることがない」と話す。医学部には法医学を志す学生もいるが、教授らは「ポストが減っており、とても勧められない」と嘆く。 一方、全国の警察が06年中に扱った死因不明遺体は約15万体で、10年で1・5倍に急増している。解

  • 推薦状のルール

    私が書く米欧の大学院向けの推薦状について 林 文夫 2004年9月14日 (revised September 21, 2004; October 22, 2004) 毎年秋になると,米欧の大学院留学志望の学生や社会人から,推薦状を依頼されます。John Nash の指導教官は,「この学生は天才である」という推薦状を書いたそうですが,そこまで極端でなくとも,「今まで指導した学生の中で一番」という推薦状を私に書かせるのが神から与えられた権利だと,多数の学生が信じているようですが,大きな誤解です。私は Northwestern大学,Pennsylvania大学,Columbia大学で,大学院入学委員会(Graduate Admission Committee)の委員や委員長を勤めたことがあるので断言できますが,私の強い推薦状により入学した学生がカスだとわかれば,私の推薦状はそれ以降一切信用

  • サービス残業報道へのネットの反応に見るさまざまな「公務員」の定義 - くまくまことkumakuma1967の出来損ない日記

    大阪府の朝礼の件。新聞各紙が故意に個人を特定できるように報道してるのはなんでだろう?と思ってたら、やっぱり組合の関係者だったのね。 それに対する反応が面白い。「民間なら従業員が代表者をあんた呼ばわりしたらクビ」みたいな。組合関係者として発言してるのなら民間でも「あんた呼ばわり」デフォでしょ。経営してる人も組合やってる人も見た事のない人に多そうな意見。組合は従業員を代表して経営者と対等な関係だから敬称を使わない。業務時間中に組合活動で業務を妨げたってつっこまなきゃ。 でも問題にならないと思う。発言の内容は半分は全うで、半分はそうでもない気がした。で、全うな主張とそうでもない主張をごっちゃにして全体としての話の信頼度を下げるというのは多分経営者に都合がいいから。過激派にしろ、過激な組合にしろ、左翼や、労働者の正当な権利の主張への信頼感を「多くの人が全うだと考える事とそうでない事をごっちゃにして

    サービス残業報道へのネットの反応に見るさまざまな「公務員」の定義 - くまくまことkumakuma1967の出来損ない日記
  • 2008-03-17

    私のブログにも貼付いている「あわせて読みたい」を介して来訪されたと思われる方が、マイミクではない良く知った人のマイミク(旧友)だったようだ。向こうも実名で書いておられるわけではないので、確信ではないけれど。 あまりにひどい規約改定問題がどうなるかは表に出てない*1。 あっちも僕が入ったユーザー数数十万の時代にはすでに、オープンな世界と同等にはややこしい世界になっていたし。 しばらくは自分にとって面白そうな事で普通の人に読んでもらっても構わなそうな事はここに書いていこうと思う。 *1:規約上はmixiの中に書かれた事についてユーザーが外に書く事は一切禁止であるとともに、中に書いた事についてはmixi運営サイドは好きに書き換えられるようだし。 あまり具体的に残業時間を書いてある人を見かけなかったけれど、公立病院よりひどいめにあってる人もいるんだろう。で、サービス残業って増えると人が死ぬんだよね

    2008-03-17
  • 主要ブログサービスの著作権規定、格付け一覧 : ニュースな待合室

    最近、mixiの利用規約の変更がきっかけとなって、ネットではブログ・SNSの著作権規定が話題になっています(参考)。では、どのブログサービスが著作権に関して優れているのでしょうか。下手をすれば、自分の書いた記事の著作権が、運営側に「ねこばば」されることになるだけに、ブログサービスの選択は重要です。そこで、各サービスの著作権規定を自分なりに分類・格付けをしてみました。(参考のため、一部のSNSを含む) ブログと言ってもいろいろな用途で利用している人がいると思いますが、投稿した内容を後になって再利用することを少しでも考えているのであれば、「格付けA以上」のブログサービスを利用するべきではないかと思います。 ちなみに、このブログはココログで書いています。自分が使っているブログだからと言って特別扱いしたつもりはないのですが、あらためて比較してみると、古くからネットワーク、ブログサービスを運営してい

  • 2008-03-18

    アイデア検討 日、以下のアイデアの検討を行いました。ご要望、ご指摘いただきありがとうございました。 はてなアイデア 済みはてなアイデア 検討 確認してみます はてなアイデア 検討 追加します はてな情報削除ガイドラインを一部改定しました はてなでは、サービス内に掲載されている情報に対して削除申立てを受けた場合はてな情報削除ガイドラインに沿って削除に関する判断を行っています。ガイドラインは関係法令に沿った判断基準となっておりますが、今回「名誉毀損(個人)」の項目を「名誉毀損・侮辱(個人)」に改定いたしました。 これまで、項目には、名誉毀損および侮辱に該当する場合の削除基準を並列して記載しておりましたため、削除申し立てを受けた記事について、投稿者が「真実であり公益性がある」と主張したり、申立者が反論を行っている場合、ガイドラインの表記上、表現内容のみを問題として削除を行うという判断を行う

    2008-03-18