7月18日に日本語入力プログラムの最新バージョン「ATOK 2008 for Mac」をリリースした(株)ジャストシステム。編集部では、Mac版ATOKの開発責任者である安藝健司氏が勤務する徳島本社への取材を敢行。ATOKに対する思い入れから、開発にまつわる裏話までを詳しく聞いた。 ──今回発売される「ATOK 2008」ですが、まずは安藝さんイチオシの機能を教えてください。 新機能としては、やはり変換精度の向上ですね。Windows版と同様、「ATOKハイブリッドコア」によって、前バージョンに比べて確実に精度が高まっています。 ──変換精度については、まだまだ開発の余地があるのでしょうか。もう、十分に高い水準にあると思うのですが。 日本語の入力プログラムのキモはやはり変換精度ですので、社内の専門のチームがさまざまなアルゴリズムを日々研究しています。詳しくはいえませんが、単語の区切り方ひと