並行処理をプログラミングする方法は大別すると、 スレッドなどを利用した同期処理的な書き方と イベントを利用した非同期処理的な書き方があります (イベントループ)。 最近 C10K問題 が有名になったことや、 Node.js が流行っていて Node.js のメリットとしてイベントモデルであるため C10Kが解決されるというのが上げられていたりして、 イベントモデルのスレッドに対する優位性が注目されることが多いように思います。 しかし個人的な経験として、ある程度以上複雑なプログラムを書く場合、 イベントモデルで非同期処理を多用してプログラムを書くとスレッドで同期処理を使ってプログラムを書いた場合に比べてプログラムの可読性・保守性が著しく悪くなり、 バグが発生しやすくなるように感じます。 しかも並行処理で起こるバグは特定の処理が特定の順序で実行された場合のみ起こるようなことが多く、 再現性が低