音楽作家集団・MONACAに所属する作曲家・広川恵一に、影響を受けたアニメを聞くシリーズ連載インタビュー。最後を飾るのは、作曲家として携わったアイドルアニメ『Wake Up, Girls!』。 ――『STEINS;GATE(以下、シュタゲ)』で深夜アニメを見始めた広川さんは、翌年にはもうアニメ音楽を手がける音楽事務所のMONACAに入ったわけですが、そのきっかけは? 広川 アニメの音楽をやりたいと思うようになったのですが、アニメ音楽とひと口に言っても、主題歌なのか劇伴音楽なのかによって、制作の方法がまったく異なるんですよ。僕は両方ともやりたいと思っていて、それができる会社を探していくなかでMONACAを見つけました。 ――音楽事務所のカラーというのは、どのように決まっていくのでしょう? 広川 「MONACAっぽくしなくては」みたいな意識は、ほかの作家も持っていないと思います。ただ、「いいな