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ブックマーク / febri.jp (29)

  • 自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー① | Febri

    ――『It’s MyGO!!!!!』は、視聴者も想定外のシリアスなドラマになりました。 綾奈 最初にプロデューサーから「がっつりシリアスなドラマが見たい」という依頼がありました。それを聞いて「自分の人生を差し出そう」と思ったんです。それが「一生、バンドしてくれる?」というセリフにもつながっていくのですが。 ――つまり、実体験が反映されているわけですね。 綾奈 はい。お話をいただいた当時、燈(ともり)みたいに人間関係で裏切られ、人間不信に陥っていました。その気持ちを、燈に背負ってもらった感覚はあります。 ――キャラクターに託すことにしたと。 綾奈 虚実の実のあるドラマが描けるのではないかと期待して。世間に自分の状況を説明したいということではなく、こういう経験って誰にでも起きると思うし、私自身も悩んでいる真っ最中だから、どこへ向かうかまったくわからない。そういうものと向き合いながら物語を作って

    自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー① | Febri
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    mickn 2023/10/30
  • 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』 矢野妃菜喜、大西亜玖璃、林 鼓子が語る「ニジガク」の今とこれから② | Febri

    ――劇場の大きなスクリーンと音響で、ライブシーンや楽曲が楽しめるのも作の魅力だと思うのですが、挿入歌の「Go Our Way!」はエレクトロなダンスチューンで、これまでの全体曲にはないテイストでした。 大西 最初に聞いたときは「難しい曲が来たぞ!」と思いました(笑)。 林 たしかに難しかった! 大西 『NEXT SKY』はTVアニメ2期から続くストーリーなので、歌うパートが2期で生まれたユニットごとになっているのが聞いていてうれしかった。曲としては、疾走感があるのが魅力かな。 林 私は、この曲がせつ菜としてレコーディングする初めての曲で、編のアフレコよりも前だったんです。だから、せつ菜がどう歌うかというイメージをまだつかみきれない状態で、たくさん話し合って、模索しながらのレコーディングでした。曲としては、最初はすごくカッコいい曲というイメージがあったんですけど、出来上がってみんなの声を

    『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』 矢野妃菜喜、大西亜玖璃、林 鼓子が語る「ニジガク」の今とこれから② | Febri
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    mickn 2023/07/20
  • 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』矢野妃菜喜、大西亜玖璃、林 鼓子が語る「ニジガク」の今とこれから① | Febri

    ――新作エピソードOVA『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』が先月から劇場公開中です。すでにいろいろな反響が聞こえていると思うのですが。 大西 初日に舞台挨拶があったんですけど、そこで「どうでした?」って劇場に来てくれた方に聞いたら、すごく大きな声で「イェーイ!」って返してくれて。 矢野 当にライブ以上の声で(笑)。 林 もう、すごく楽しんでくれている感じが。 大西 うれしそうでした、みんな。もう興奮冷めやらぬ、みたいな。 矢野 見終わってホヤホヤの状態で感想を聞いているので、みんなのテンションが当に高くて。 林 「7回見た」と言っている方もいたね。 矢野 それも1日にね。 林 初日だったのに、そんな繰り返し見てくれる方もいて。 矢野 特典のクリアファイルを掲げてくれる方もいたね。 ――公開からしばらく経ったこのタイミングで、あらためて今回の作品の魅力やポ

    『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』矢野妃菜喜、大西亜玖璃、林 鼓子が語る「ニジガク」の今とこれから① | Febri
  • 山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実⑤ | Febri

    裕介が『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』に関わった中で、第41話はシリーズで唯一、富野由悠季との連名で絵コンテが描かれた話数でもある。その経緯と、自身が「もっとも完成度が高い」と語るこのエピソードの真髄を明かしてもらった。 ――第41話「父のつくった戦場」の絵コンテは、富野監督との連名(富野監督は斧谷稔名義)でのクレジットになっています。この作品で、絵コンテが連名でクレジットされている方は他にいないのですが……。 山 それは、今言われて初めて気づきました。ただ、連名なのは当然で、僕はこの話の途中までしかコンテを描いていないんです。具体的には最初の戦闘のくだりまで描いて未完成のまま引き上げられたのですが、それに関しては僕にも多少言い分がありまして……(苦笑)。ちょうど富野監督がこの絵コンテをチェックするタイミングで、ワルシャワでの音楽収録が入ったんです。それで「ワルシャワに行く

    山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実⑤ | Febri
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    mickn 2023/06/17
  • 山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実⑥ | Febri

    ――特攻シーンの盛り上がりもですが、その前後の展開の密度もすごいです。分解していくエンジェル・ハイロゥやウッソとクロノクルの決戦など、普通だったらもう数話はかかりそうな要素を、演出でぎゅっと詰め込んでいる感があります。 山 それはもう、僕の絵コンテが下敷きにあったとしても、富野監督がまとめてくださったからです。監督がよく言う「方向性の流れで見せてしまう」という演出論があるんですね。右から左にフィルムを流すように、上手(かみて)から下手(しもて)への流れが整理されていれば、どんなに込み入った話でも成立して見える。ストーリーだけでなく、フィルムの流れで見せてしまえ、ということなんです。 ――演出できちんとコントロールできていれば、ストーリーの煩雑さは問題ではないわけですね。 山 それにも関連してくるのですが、第50話のカッティングはとても印象に残っています。というのも、2回目に怒られたのが

    山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実⑥ | Febri
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    mickn 2023/06/17
  • 山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実③ | Febri

    業界に入るきっかけにもなった富野由悠季総監督とも対面し、『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』に参加することになった新人演出時代の山裕介。ここからは、自身が絵コンテ・演出を担当した話数を具体的に参照しながら、『Vガンダム』の「真実」と富野流演出術の秘密に肉薄する! ――富野監督から作画についてのダメ出しはほとんどなかったとのことでしたが、実際、多少のことは気にならないフィルムに仕上がっています。 山 演出家には「自分の担当回を少しでもよくしたい」という欲があるんです。だからつい、ちまちまとリテイクしたくなるんですが、富野監督は「そうじゃない。TVシリーズというのは毎週きちんと放送されて、面白く見せられさえすればそれでいい。細かいリテイクなんて必要ない」と常に言っていましたね。僕の担当話数の初号試写の帰りの車の中で「あのカット、直したかったんですけど……」と話したら「そんなの直さなく

    山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実③ | Febri
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    mickn 2023/06/11
  • 山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実② | Febri

    『ヤマノススメ』など数々の人気作を手がけてきたアニメ監督・山裕介が、キャリア初期に参加した『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』の制作当時を振り返るインタビュー連載。第2回では、現場に入って直面したこれまでの作品との違いや、富野由悠季総監督から伝えられた演出方針について語ってもらった。 ――実際に第28話「大脱走」の演出を務めることになって、杉島邦久さんの描いた絵コンテを受け取ったときは、どのような印象でしたか? 山 杉島さんは前から存じ上げていましたし、関わられた作品も見ていたのですが、それでも今まで自分が処理していた絵コンテとは密度が全然違って驚かされました。まず単純に、ひとつのフレームの中に入っているものが多い。キャラクターが多く、奥にモビルスーツもいる。手前では犬が吠えている。ひとつの画面の中に、とにかくいろいろな要素が入っているんです。ほぼ同時期に関わった別の作品だと、フ

    山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実② | Febri
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    mickn 2023/06/11
  • 山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実① | Febri

    『ヤマノススメ』など数々の人気作で知られるアニメ監督・山裕介。そのキャリアの初期に関わった『機動戦士Vガンダム』は、自身にとって憧れの富野由悠季監督から直接多くのことを学んだ、思い入れの強いタイトルだという。放送30周年を迎えるタイミングで、あらためて制作当時のことを振り返ってもらった。 ――『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』といえば、富野由悠季監督の当時を振り返ったセンセーショナルな物言いや、「見なくていい」発言がいまだに独り歩きしている印象があります。 山 ですよね。でも、僕が見た『Vガンダム』の現場は、そうした印象とは全然違っていました。そういう話を今日はしたいな、と。Blu-ray BOXのブックレットに掲載されている渡邉哲也さん、森邦宏くんとの鼎談でもそんな話をしたのですが、もう少し話しておきたいことがあって。ちなみに『Vガンダム』って放送当時、ご覧になっていましたか

    山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実① | Febri
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    mickn 2023/06/07
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(後編) | Febri

    好評をもって迎えられたバンド青春物語『ぼっち・ざ・ろっく!』。そのライブシーン制作の舞台裏を聞くインタビュー後編では、シリーズ後半のライブシーンを中心に作ならではの苦労、そして手応とともに、編のユニークなテイストがどこから生まれてきたのか。アニメーションプロデューサーの梅原翔太とライブディレクターの川上雄介に聞いた。 ――第8話「ぼっち・ざ・ろっく」は、斎藤監督が自らコンテを担当したエピソードですね。結束バンドが初めてのライブに挑む回ですが、川上さんは技術的なサポートなどを担当したということでしょうか? 川上 そうですね。CGの方からキャプチャーしたデータが送られてきて、そこから各アニメーターがタイミング込みで作っていくんですが、その際のデータのやり取りを担当しています。あとは光源の設定だったり、美術の発注も必要になるので、そのあたりのチェックもやっていますね。とくにこの第8話は、ライ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(後編) | Febri
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(中編) | Febri

    ――ここからは個々のライブシーンについて、話を聞いていきます。まずは川上さん自身がコンテ・演出を担当した第5話「飛べない魚」。ライブ出演に向けて、結束バンドがオーディションを受けるという場面ですね。 川上 このライブシーンの前半では、キャラクターの感情を丁寧に拾っていこうと考えていました。自分はそれまでハイスピードアクションや空間を使ったアクションを得意としていたのですが、次に自分がどこに挑もうかと考えたときに「感情が爆発するアクション」だなと。そこで初めて挑戦したのが『ワンダーエッグ・プライオリティ』だったんですが、初めてのことだったので、なかなかうまくできなかったところもあったんです。 ――アクション作画を追求していくなかで、今回の第5話があったわけですね。 川上 そうですね。この第5話では、自分がやりたいと思っていたアクションシーンにやっとたどり着いた感じがありました。 梅原 アクシ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(中編) | Febri
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    mickn 2023/02/28
    5話(オーディション)、6話(路上ライブ)、10話(新宿FOLTでのSICK HACK)のライブシーンについて
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(前編) | Febri

    ――今回、川上さんは「ライブディレクター」という肩書きで参加しています。これがどういう役職なのか、どんな目的でこの役職を立てたのかを、プロデューサーの梅原さんから説明していただけますか? 梅原 まずアニプレックスさんから「ライブシーンは手描きでいきたい」という意向をいただいていたんです。そうすると、モーションキャプチャーを収録したあと、手描きで作業するためのCGのガイドを出す必要があって――つまり、手描きとCG、両方の知識を持っている人が必要だったんです。そこで、早くからBlender(※3DCGアニメ制作ソフト)を作業に取り入れていた川上君に声をかけたという流れですね。 川上 自分はもともと第5話「飛べない魚」編のコンテ・演出を担当していたんですが、ライブシーンに関しては当初、斎藤監督が全話ひとりで演出したいとおっしゃっていたんです。ただ、モーションキャプチャーをやるとなると、プリプロ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(前編) | Febri
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    mickn 2023/02/27
    モーションキャプチャーからCGにして手描きに起こしたという話はすでにされていたけど、それをより詳しく語っている
  • 衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 竹中信広プロデューサーインタビュー① | Febri

    ――竹中プロデューサーがこの企画を思いついたきっかけは何だったのでしょうか? 竹中 企画の発端だけでいうと13~4年前ぐらいです。メイド喫茶ブームもちょっと下火になりかけていた時期に、秋葉原で等間隔に並んでチラシを配るメイドさんを見て「この距離感に意味を持たせることができたら面白いものになる」と考えたことがありました。そのときはオシャレな映像作品をイメージしていたんですけど、時代を経て、むしろ昭和任侠ものっぽい泥臭い映像のほうが面白くなりそうだなと、イメージが変わっていった結果が現状の『アキバ冥途戦争』という感じです。 ――当時はアニメの企画を考えていた時期だったんですか? 竹中 いえ、そのときに考えていたのは遊技機の企画でした。 ――そこに任侠ものを持ってくるんですね。 竹中 常に思い描いているものとして「なんかワケわかんないけど面白いものを作りたい」というのがあって、『ゾンビランドサガ

    衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 竹中信広プロデューサーインタビュー① | Febri
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    mickn 2022/12/14
  • 衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 監督・増井壮一インタビュー② | Febri

    ――キャラクターを立ち上げていくにあたって大事にしたポイントを教えてください。 増井 最初の企画書にキャラクターの簡単なプロフィールがあって、芸能人やタレントさんの写真がイメージとして添えられていたんですけど、大きかったのはやっぱり仁井(学)さんのキャラクターデザインです。シナリオから読み取ってデザインしてくださったということで「こういう顔の子だったんだ」とキャラクター像がはっきりしていきました。万年嵐子はこだわりたかったので僕から仁井さんへ高倉健さんの写真を何枚か送って、目つきや表情を寄せてほしいとお願いしました。ゆめちのツインテールも仁井さんのアイデアで、最初はピンク色の髪だったんですよ。ただ、しぃぽんが金髪で怒られる回が出てきたので、ゆめちを黒髪にしました。ゾーヤは最初、もう少しガッチリした男性のような体格だったのをスレンダーにしてもらいました。やっぱりメイドを目指して頑張るので、可

    衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 監督・増井壮一インタビュー② | Febri
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    mickn 2022/12/13
  • 衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 監督・増井壮一インタビュー① | Febri

    ――増井監督が参加したタイミングは、企画の立ち上げから少し進んだ状況だったとのことですが、あらためて経緯を聞かせください。 増井 僕が入る前に、プロデューサー陣と脚家チームでアイデア出しやストーリーの流れをもんでいた期間が1年近くあったそうなんです。P.A.WORKSの辻(充仁)プロデューサーからお話をいただいたときには、細かいところまで書き込まれた物語の流れや企画書を提示していただいて、面白かったし、協力したいということでお受けしました。 ――最初から面白いという印象があったのですね。 増井 博打をやったり格闘技をやったり野球をやったり、毎回お題が変わるというか、1話完結のエピソードが並んでいるブラックコメディと捉えていましたけれども、そのバラエティ豊かな感じが魅力的で。あとは比企さんを始めとした脚家チームがまとめられたストーリーが緊張感があっていいんですよ。そこが面白いなと。 ――

    衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 監督・増井壮一インタビュー① | Febri
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    mickn 2022/12/13
  • 衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 シリーズ構成・比企能博インタビュー① | Febri

    ――まずは作に参加したきっかけを教えてください。 比企 自分が株式会社ピタという、杉浦(理史)さんが代表をしている脚家の事務所に所属していまして、Cygamesさんと杉浦さんでアニメを作ることになって、そこに脚家として呼んでいただきました。最初は4人でシリーズ構成を立てずに半年くらい打ち合わせをしていたんですけど、やっぱりシリーズ構成を立てようという話になって、自分を指名していただいたという流れです。 ――経歴を拝見すると、TVアニメのシリーズ構成は初めてですね。 比企 そうですね。シリーズ構成もだし、TVアニメの脚を書くのも初めてでした。だから知らないことも多くて、それを恥ずかしいと思っちゃったんですよね。プロデューサーや脚家たちで脚を考えていくのをアニメ業界では「ホン読み」って言うじゃないですか。僕、昔は演劇をやっていたんですけど、演劇で「ホン読み」と言ったら役者さんが来て

    衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 シリーズ構成・比企能博インタビュー① | Febri
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    mickn 2022/12/09
  • 結束バンドが紡ぐ“陰キャの真実”! 『ぼっち・ざ・ろっく!』メインキャスト座談会③ | Febri

    ――『ぼっち・ざ・ろっく!』では4人の高校生活が描かれますが、皆さんの高校時代はどんな日々で、どんな夢を描いていたのでしょうか? 青山 私は高校の途中からこの仕事を始めたので、忙しくて高校2年生以降の学校生活の記憶は正直あまりないんです。でも、中学のときは校則が厳しかったのが、高校になるとスカートの丈がちょっと短くてもよかったり、夜遅くまで学校にいられたり、学校の中に自動販売機があったり、購買があって買いいができたりして、そんな「大人感」を1年生のうちに満喫しました。学校の階段で “グリコ”をめっちゃやっていましたね(笑)。 鈴代 あ! 私もした! 謎にやってた! 青山 超長いワードを繰り出したりとか(笑)。 鈴代 そうそう(笑)。 青山 あとは“髪にペンが何刺さるか選手権”とか、当にくだらない、人に話してもひとつも面白くないようなことで一日中げらげら笑っていました。大人になるとやら

    結束バンドが紡ぐ“陰キャの真実”! 『ぼっち・ざ・ろっく!』メインキャスト座談会③ | Febri
  • 結束バンドが紡ぐ“陰キャの真実”! 『ぼっち・ざ・ろっく!』メインキャスト座談会② | Febri

    女子高生4人のバンド青春物語を描くTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。結束バンドのメンバーを演じる声優(青山吉能、鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美)へのインタビューの第2回は、自分以外のメンバーに感じる魅力や、OP主題歌『青春コンプレックス』への印象を語ってもらった。 ――自身が演じている以外のキャラクターには、どんな魅力を感じていますか? 水野 私、「第2話の虹夏(にじか)がいい子すぎて泣ける」と、2回も台にメモしています。 鈴代 第2話だと、バンドメンバーがライブハウスでバイトをするシーンがあったあとに、初めて働いたぼっちちゃんに「今日は一歩踏み出せたね!」と話すんですが、ぼっちちゃんが去ってからリョウと虹夏がふたりきりになるんですよね。ドリンクが目の前にあって、カウンターで話している空間がすごくエモくて好きです。もともとこのふたりが仲よくしているところにぼっちちゃんがやってきて、ちょっ

    結束バンドが紡ぐ“陰キャの真実”! 『ぼっち・ざ・ろっく!』メインキャスト座談会② | Febri
  • 結束バンドが紡ぐ“陰キャの真実”! 『ぼっち・ざ・ろっく!』メインキャスト座談会① | Febri

    ――まずは原作を読んで、どんな魅力を感じたか教えてください。 長谷川 はまじあき先生のギャグセンスが刺さりすぎて、こんなに“ひとり”の女の子……って、ややこしいですね(笑)。「後藤ひとり」という、ひとりの女の子の表情をあんなにいくつも引き出せて、キャラクターの魅力を引き立たせることがすごく素敵だと感じました。 青山 最初に「きらら作品」(※)と聞いていたのですが、「きらら作品」が持つ女の子たちのキラキラ、フワフワな感じがまったくないなと思いました。逆に、哲学書のような、今まで誰も絵や文字、マンガに落とし込んでこなかった“陰キャの真実”というものが感じられて。 長谷川 陰キャの真実(笑)。 青山 もう、最初の印象はそれでした(笑)。同時に「これを演じられる人はいるのかな?」とも思いましたね。 鈴代 4コママンガらしくサクサク読める一方で、全体を通してそれまでのストーリーを振り返ると、ひとりひ

    結束バンドが紡ぐ“陰キャの真実”! 『ぼっち・ざ・ろっく!』メインキャスト座談会① | Febri
  • 菱田正和② 職業監督としての自分を確立した『プリティー』シリーズ | Febri

    サンライズ時代には数多くの男児向け作品やSF作品に参加し、フリー転向後は女児向けの長期シリーズや女性ターゲットの作品を手がけるなど、ジャンルにとらわれずに最前線で活躍を続ける菱田正和。そのルーツをたどるインタビュー連載第2回は、職業監督としての立場とスキルと身につけたアニメ『プリティー』シリーズについて。 ――『プリティーリズム・オーロラドリーム』に始まる『プリティー』シリーズは菱田さんが長く携わってきたシリーズで、自身の2010年代を象徴する作品と言えますね。 菱田 そうですね。2008年に『ヤッターマン』で初めてタツノコプロさんと仕事をさせてもらい、その流れでオファーをいただきました。それまでロボット作品や男児向け作品ばかりをやっていたので、最初は「なぜ僕に?」と驚きました。 ――女児向け作品のノウハウはなかったのですか? 菱田 いっさいなかったです。とはいえ、男玩(男児向け玩具)もの

    菱田正和② 職業監督としての自分を確立した『プリティー』シリーズ | Febri
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    mickn 2022/07/06
  • 菱田正和① アニメ業界に入った唯一の理由『機動戦士ガンダム』 | Febri

    サンライズ時代には数多くの男児向け作品やSF作品に参加し、フリー転向後は女児向けの長期シリーズや女性ターゲットの作品を手がけるなど、ジャンルにとらわれずに最前線で活躍を続ける菱田正和。そのルーツをたどるインタビュー連載の第1回に挙がった作品は、アニメ業界に進むきっかけとなった『機動戦士ガンダム』。 ――『機動戦士ガンダム(以下、ガンダム)』はリアルタイムで見ていたのですか? 菱田 いえ、放送当時は小学校低学年でしたが、リアルタイムでは追っていなくて、クラスでガンプラが流行ったタイミングで初めて『ガンダム』の存在を知りました。もともとそんなにアニメを見る子供ではなかったんですが、ガンプラを見たときに「モビルスーツってカッコいいな」と感じて、自分でも作ってみたいと思ったんです。ところが当時は近所のおもちゃ屋さんに行っても発売日に行列ができるくらい大流行していて、なかなか手に入らない状態だったん

    菱田正和① アニメ業界に入った唯一の理由『機動戦士ガンダム』 | Febri
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    mickn 2022/07/04