相模鉄道は、新型車両「20000系」を12月から導入する。2022年度下期に開業予定の相鉄・東急(東京急行電鉄)直通線で使うものとなる。 相鉄は新たにJR、東急との直通線を予定していて、JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近と東急東横線・目黒線日吉駅間に連絡線を新設して実現する見込み。横浜市西部、神奈川県央部と東京都心部とをむすび、所要時分の短縮や乗換回数の減少を図る。 今後、相鉄線沿線から東京都心に乗り入れることから、相鉄の顔として従来の通勤列車に見られない特徴を持たせた。先頭形状を立体的で迫力のあるデザインとし、車内は空調設備を工夫して実現した高い天井やガラス製の荷棚、仕切り、貫通扉などにより開放感を打ち出した。 全車両にベビーカー・車椅子用のフリースペースを設置し、優先席の一部には立ち座りが容易になる「ユニバーサルデザインシート」を導入している。これに加えパナソニックの「ナノイー」空気清浄機