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ブックマーク / med-legend.com (7)

  • 医学都市伝説 | 非国民症候群

    もう30年近く前の事になるだろうか、当時私はある関西片田舎地方の自治体病院で働いていた。そのころ、ある共通項でくくることが出来そうな一群の人々を見ていて、地方学会あたりで発表しようかどうかと考えていた症例群があったのを思い出した。 数例あった筈なのだが、いま思い出せるのは2例程度だ。草稿は書いたがなんとなく発表がためらわれ、どこかに行ってしまった。時代的な制約もあり、おそらくこのようなまとめ方が出来る人々を見ることはもうないだろう。そのまとめ方にもかなりの異論があって不思議ではないが、当時そのような理解の仕方をしていたことは確かに意味があったと思うのだ。 そもそも、上に掲げた「非国民症候群」というのを読んだだけで、平和と民主主義の時代に、なんというふざけた保守反動イデオロギーを持ってくるのだと、非難されても仕方がない。しかし、言いたいことは、間違った方向に進んでいた時代に、そこからの「逃げ

    mickn
    mickn 2010/03/08
  • 医学都市伝説: 1934年のアド・ブロック

    2007年10月23日  1934年のアド・ブロック [アートとかグッズなど] ラジオ・エイジまっただ中の1934年の米国でも、人は広告というものをとことん嫌っていたらしい。 左の写真に写っている“radio advertising eliminator”(ラジオ広告除去器)は、そういう広告嫌いの聴取者のために作られた発明品である。 この装置には、人間の声が占める周波数帯に同調する振動子回路がセットされていて、声だけのプログラムが始まるとリレーが働き、ラジオの音声を止め、音楽プログラムが始まると、再び音が出るようになるという仕組みになっている。 つまり、ドラマであれ、ニュースであれ、音声だけの番組はすべてブロックされ、ただ音楽プログラムだけが聞こえる訳だが、そう言う副作用があっても、広告が聞こえなくなればよしという機能を求める人々がいたことになる。もっとも、実際には市販はされなかったらしい

    mickn
    mickn 2007/10/24
  • 医学都市伝説: 自転車ヘルメットが危険を招く?

    英国バース大学の心理学者、イアン・ウォーカー博士は熱心なサイクリストであるが、自転車仲間が、ヘルメットをかぶると、かえって事故の危険性が増えるといっているのを聞き、自分自身を被験者として実証的調査をはじめた。 ウォーカー博士は自分の自転車に超音波センサーを取り付け、大学周辺の道を走った。2300台の車が彼を追い越した時の車間距離を、ヘルメット装着時、非装着時について比較した。この結果は論文となって今年3月に発刊された「事故の分析と予防」誌"Accident Analysis & Prevention"に掲載された。 それによれば、ヘルメットをかぶって自転車に乗っている時は、かぶっていない時に比べ、追い抜く車がとる車間距離が平均3.35インチ(8.5cm)短くなることが示された。しかし、博士が長髪のカツラをかぶり、女性を装うと2.2インチ余裕が生じたという。 ウォーカー博士ははこの調査中、実

  • 医学都市伝説: ロンドン五輪ロゴがてんかん誘発

    ロンドンオリンピック組織委員会は、6月4日、ロンドンオリンピック公式ロゴを発表した。ロゴはご覧の通りの派手な色遣いと、高度に抽象化された図柄を特徴としている。 組織委員会チェアマンのセバスチャン・コー氏は、「これはロゴではなくてブランドだ。これは我が国で開催されるゲームが、オリンピック精神を世界すべての人に伝えると決意を象徴している」と意気軒昂である。しかし、40万ポンド(1億円弱)をかけたこのデザインに対するロンドンっ子たちの評価は、決していいとはいえない。<Link1:Link2> しかも、てんかん治療の専門家と関係者団体が、このロゴが光てんかん発作を誘発する危険があると主張し、現にこれがTVで放映されたために発作を起こしたという訴えが複数寄せられているという。 組織委員会は公式ページから、このロゴの動画版をあわてて外すという騒ぎになった。TVやウェブ版では、ロゴは赤、橙、青、緑と言う

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    mickn 2007/06/08
  • 医学都市伝説: 豚肉+コーラで寄生虫がゴロゴロ?

    2007年03月11日  豚肉+コーラで寄生虫がゴロゴロ? [都市伝説・デマ・トンデモ, 医学・科学関連] 一部の宗教文化では、豚は不潔で卑しい動物であり、その肉をべることはタブーとされている。この禁忌にはそれなりの根拠というものがあり、それは豚肉が寄生虫疾患(トキソプラスマ症、有鉤条虫症、旋毛虫症)の原因になりやすいということらしい。特に旋毛虫症は診断がつきにくく、治療にも限界があるという特徴がある。 実際、米国疾病予防管理センター(CDC)の寄生虫症予防ガイドラインでは、豚肉を生や、充分火が通っていない状態ではべないように警告している。近年かなり減少しているとはいえ、なお年間10例以上の感染例が発症しているという(そのほとんどが野豚、イノシシ、熊などの野生動物からの感染であって、普通の市販豚肉はまず安全なのでお間違いのないように)。 旋毛虫症はまず致命的になることはないが、腸内で孵

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    mickn 2007/03/11
  • 医学都市伝説: なんだかなぁ「脳内汚染」

    2006年01月19日  なんだかなぁ「脳内汚染」 [とか映画とかTVとか舞台とか] スラッシュ・ドット・ジャパンに、「脳内汚染」なる新刊書にかんするスレッドが出来ていて、これを書いている今現在、250近いコメントがついて大にぎわいである。「脳内汚染」は精神科医の岡田尊司という方が書かれたもので、現代のアノミー的社会現象の多くが、PCゲームやネットの蔓延によるものだという、はなはだ判りやすい煽りを展開しているものらしい。 「らしい」と書くのは、私はこのを読んでいないからなのだが、先週末、毎日新聞の書評で、鹿島茂氏がこのを絶賛しておられるのを読んで、かなりガックリきたものだ。鹿島氏ともあろう方が、こんな「ゲーム脳の恐怖」の二番煎じみたいなクズを(*)褒めそやすとは、なんたることであろうか。これには絶対何か修辞学的理由があるに違いないと思ったほどだ。(*)読んでもいないを批判するのは

  • 医学都市伝説: ハロウィンは冗談ではすまない

    mickn
    mickn 2005/11/01
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