和歌山毒物カレー事件:1998年7月25日、和歌山県和歌山市園部地区で開かれた夏祭りで、カレーを食べた67人が吐き気や腹痛を訴え、病院に搬送された。 そのうち、4人が死亡した事件。カレーに混入された亜ヒ酸が死因と特定された。10月4日、和歌山県警は林真須美さんを逮捕。逮捕容疑は知人男性に対する殺人未遂と保険金詐欺。その後、同種事件でさらに2回逮捕され、ついに12月、カレーへの亜ヒ酸混入による殺人と殺人未遂容疑で再逮捕。2009年5月18日、最高裁で死刑確定。 魚住)佐藤さん、この事件に対する形而上学的なおそれとは、具体的には何ですか。 佐藤)この事件に関しては、報道のベースのところで見てみても、状況証拠だけで検察は公判を維持し続け、死刑を求刑した。最高裁は最高裁で死刑判決を出す。ここまでやってしまっていいのかと思いますが、いざ、林さんサイドに立って声を出せるかということになると、みんなほと