どんな領域にも、飛び抜けた成果を発揮しキラキラと輝いて見える人がいるもの。そんな存在を目の当たりにしてショックを受けたり、自分自身との差を感じて落ち込んだりした経験がある人も多いのではないでしょうか。 宝塚音楽学校時代を含めて宝塚歌劇団で15年にわたりキャリアを積んだ元タカラジェンヌ・天真みちるさんも、「自分は必要とされていないのではないか」と悩む日々が続いていたと打ち明けます。 日本最高峰のエンターテインメント集団で、輝けるトップスターを目指して競い合う仲間たち。その中で自身の将来像を見出せずにもがいていた天真さんが見出したのは、若手が積極的に目を向けない「おじさん役」として個性を発揮する道でした。 世のおじさんたちの生き様を研究し、いかに老けて見えるかを追究する。タカラジェンヌの一般的なイメージとは異なる路線を貫き、名脇役としての地位を確立したのです。 宝塚歌劇団卒業後はビジネスの世界
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