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ブックマーク / koiti-yano.hatenablog.com (10)

  • 伊藤秀史、(2009)、「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」 - ハリ・セルダンになりたくて

    先日の「パパは何でも知っている」というエッセイで、「矢野は自分のことを専門バカだと思っている」というお話をさせていただきました。専門バカなので、「自分の勉強したことのない分野のことはできる限り話さない」ようにしているのですが、今日はその原則から少しばかり逸脱することにしたいと思います。 それは、現在発売中の雑誌「エコノミスト」に掲載されている伊藤秀史教授(一橋大学)の「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」(週刊エコノミスト2009年11月24日号)という記事に感動したからです。 さて、矢野は今まで当blogではノーベル経済学賞についてほとんど話題にしたことがありません。というのはそもそも自分の専門が狭すぎるので、誰がノーベル経済学賞を受賞してもほとんどの場合知りませんし、毎年恒例の発表直前の「今年は誰が受賞するか」という話題にも・・・まあ、あまり興味を持ったことは

    伊藤秀史、(2009)、「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」 - ハリ・セルダンになりたくて
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    mickn 2009/11/19
  • [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集-2009-11-09 - ハリ・セルダンになりたくて

    [お知らせ] 「DSGEとベイズ統計学」解説論文査読者募集中! http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091112/p1 [お詫び] 日の朝このエントリーを更新した時に冒頭に不適切な表現があり、皆様には不快な思いをさせてしまい大変に申し訳ございませんでした。robinsさん、yagenaさん適切なアドバイスをいただき当にありがとうございます。今後はこのようなことのないように社会人としての節度を守り、応用統計学者としての職務を全うする所存です。皆様今後ともよろしくお願いいたします。 [お断り] 当blogに書かれていることは矢野浩一個人の意見であり、矢野が属するいかなる団体とも関係ありません。 [はじめに] インフレとデフレと景気に関しては非常に社会的影響が大きいこともあり、世間の話題に上ることも少なくないのですが、それらに関するよくある質問集(FAQ)を

    [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集-2009-11-09 - ハリ・セルダンになりたくて
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    mickn 2009/11/09
  • 新ケインズ派DSGEからみた経済政策に関する教訓 - ハリ・セルダンになりたくて

    いや、誰も矢野の意見など聞いてないことは知ってるんですがw European Economic Associationなどに参加させていただいて、DSGEとベイズ統計学の最新情報を仕入れてきたのですが、今のところ、矢野の理解する「新ケインズ派DSGEからみた経済政策に関する教訓」は以下のようにまとめることができます。 景気対策の中心は中央銀行による金融政策である 中央銀行は政策金利がゼロ金利になっても将来の期待に働きかけることで景気回復へ貢献できる デフレ期待は投資を抑制するし、産業の発展を妨げる*1(投資に摩擦がある場合のトービンのqによる) 流動性制約下の家計が一定の割合いる場合には財政政策もそれなりに効果がある 資産価格を取り入れたフィナンシャル・アクセラレーターDSGEにおいてもインフレ率安定が最重点政策であることは変わらない 何か変なところがあったら、コメントでご意見をいただける

    新ケインズ派DSGEからみた経済政策に関する教訓 - ハリ・セルダンになりたくて
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    mickn 2009/09/01
  • リフレ派撤回と謝罪のお知らせ - ハリ・セルダンになりたくて

    blogをご覧になっている皆様はよくご存じかと思いますが、矢野は「日経済がデフレから脱却し、長期的に安定したインフレ率*1を実現し、日経済を安定化するためにインフレターゲット政策を採用するとよい」と考えてきました。 しかし、昨今、クルーグマン教授もインフレターゲット政策を撤回し、あれだけインフレターゲット政策を日に迫っていたバーナンキ議長がアメリカでは実行せずに事実上、自分の間違いを認めました。 また、様々な分析から考えるに2003年から2007年にかけての日の景気回復は構造改革による生産性の回復によるものであり、「デフレ脱却なしに景気回復なし」と提唱してきたリフレ派の間違いは認めざるを得ません。 また、「2003年から2004年初頭の大規模為替介入による円安アメリカや新興国の好況(つまり外需)によって日の景気回復は実現された」というリフレ派の見解は、我が国の諸改革や諸企業に

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    mickn 2009/04/01
  • 「流動性の罠」再訪〜「クルーグマンの心変わり?」への回答〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    [お断り] 当blogでの意見はすべて矢野個人のものであり、矢野が属するいかなる組織・団体とも関係ありません。 [「流動性の罠」再訪] 年度末で忙しいので、文章があまり推敲されていませんが取り急ぎ1時間ほどで書きました: 結論はこうだ。もし短期金利がゼロになると、現金は短期債務の完全な代替物になる。そしてマネーサプライをいかに増やそうとも、債務もまったく同じだけ増加することで、すべての効果は打ち消される。まる。以上。 確かに中央銀行は別の政策もできる。たとえば長期債券やリスクのある資産を買ったりね。そしてこの対策は効果を持つ。でも、それは中央銀行が民間セクターのリスクを肩代わりしてあげることによるものだ。マネーサプライの増加とは質的に一切無関係だ。 「クルーグマンの結論 - I 慣性という名の惰性 I」 http://d.hatena.ne.jp/ryozo18/20090304/123

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    mickn 2009/03/04
  • 原油価格高騰(コストプッシュ型インフレ)についてヘリコプター・ベンが一言 - ハリ・セルダンになりたくて

    ふすさんのご質問 リフレ派のかたがたは、昨今のコストプッシュ型のCPI上昇については 良いものとして考えられるんでしょうか? (2次的な影響から、インフレ期待も上昇させると言われていますが・・・) ふすさんのご質問は昨今の原油価格高騰などの影響による「コストプッシュ型のインフレ」(これは、要は原油価格高騰の影響を受けて、ガソリン価格や品の価格など様々な商品の値段が上がっていることですね)について「リフレ派はどう思っているか?」ということだと思います。 それに関してはすでに非常に明確な答えがあります。ベン・バーナンキ「リフレと金融政策」(高橋洋一訳・日経済新聞社)に (1970年代に石油価格が上昇したのに対応して、当時のFRBが金融引き締めを行ったことを批判した上で) 今日では石油価格の上昇は、金融政策の引き締めではなく、一段の金融緩和政策の検討を促す可能性の方が大きいのです。 『インフ

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    mickn 2009/03/03
  • 一年間「経済学入門」を担当したので最後に「まとめ」 - ハリ・セルダンになりたくて

    2008年4月からさる私立大学で1〜2年生向け(全学部対象)に経済学入門の講義を担当させていただきました。 1月に筆記試験を実施し、採点し、先日「採点に納得がいかないので調査してほしい」という学生さんからの成績調査依頼があり、再調査し回答しました・・・と言う訳でお陰様ですべての日程が無事に終わりました。 ここで一年を振り返ってみたいと思います。 [経済学入門は役に立つ!] この1年の講義で常に心がけたのは「経済学は現実の経済について理解するのに役立つ」ということを大学の1〜2年生に理解してもらうことです(世間には「経済学なんて何の役にも立たない」と思っている人も少なくないようですが、その考えは間違っていると思います)。 経済学を学ぶことで「なぜこんなに原油価格は上がったり下がったりするのか?」「なぜ大学生の就職活動は楽だったり大変だったりするのか?」「景気が悪いってどういうことか」「景気が

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    mickn 2009/03/01
  • Doblog停止による行方不明者捜索願 - ハリ・セルダンになりたくて

    皆さん、先刻ご承知だと思いますが、Doblogがトラブルで停止して久しいわけですが・・・ 長期停止中のブログ「Doblog」、データの完全復旧は諦めた? - NTTデータ | ネット | マイコミジャーナル http://journal.mycom.co.jp/news/2009/02/20/005/index.html Doblogは経済・金融系のblogで矢野が楽しみにしているものが多くて、非常に残念です。つーか、なんてことしてくれたんだ!Doblog(怒 で、Doblogのあまりの間抜けさにサイトを移転する方も多いのではないかと思います。 [移転先の分かっている人] EURO SELLERさん http://eurofunda.dtiblog.com/ 春山昇華さん http://haruyama-shoka.blogspot.com/ [行方不明者捜索願] 移転したかどうかわからな

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    mickn 2009/03/01
  • 通貨発行益とは何か - ハリ・セルダンになりたくて

    さて、現在、今週の講義の「貨幣と金融システム」のスライドの補足と来週の講義の「金融政策」のスライドを作っているのですが、「通貨発行益を教えるべきかどうか」について悩んでいます。とは言っても教えなくても金融政策について講義するには差し支えないので、今のところ「教えない」方向で考えているのですが・・・ 一応、分かりやすい解説としては 通貨発行益とは何か〜深尾光洋の金融経済を読み解く〜 http://www.jcer.or.jp/column/fukao/index47.html ただし、「一万円札の発行は日銀のバランスシートでは負債に当たるので、通貨発行益は国債などを買った時の利子収入等だけだ」という議論には矢野はあまり納得していません。というのは、たとえば誰かが「よし、一万円は俺にとっては資産で、日銀にとっては負債なんだろ」と言って、日銀に「お前らの負債なんだから、金を返せよ」と怒鳴りこんで

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    mickn 2009/02/13
  • 飛べ!日本経済〜成長会計で考える〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    [要約] 「右肩上がりの時代は終わった」だとか「日経済はもう成長しない」だとか「経済成長を追っているうちはまだ日は中二病なのだ」などという人がいる。しかし、それらの意見は適切ではないし、間違ってもいる。 経済学における新古典派経済成長理論によれば経済成長の源泉は(1)物理的資*1量の増加、(2)有効労働量の増加、(3)生産性の増加である。これからの日は(1)と(2)はそれほど増えないかもしれないが、(3)は今後も増えていくはずだし、増えるように努力していくべきだ。それは(3)は「日人が持つ知恵」そのものだと言うことができるからだ。 「経済成長を追うのをやめるべきだ」という意見は「日人よ、バカになれ(世界の他の国と比較して)」というに等しい。そのような意見に反対する。 [議論の前提] 1. 話をある程度「長期」の場合に限定する 2. 長期に限定するため、「お金の増加率」は議論に関

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