先日の「パパは何でも知っている」というエッセイで、「矢野は自分のことを専門バカだと思っている」というお話をさせていただきました。専門バカなので、「自分の勉強したことのない分野のことはできる限り話さない」ようにしているのですが、今日はその原則から少しばかり逸脱することにしたいと思います。 それは、現在発売中の雑誌「エコノミスト」に掲載されている伊藤秀史教授(一橋大学)の「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」(週刊エコノミスト2009年11月24日号)という記事に感動したからです。 さて、矢野は今まで当blogではノーベル経済学賞についてほとんど話題にしたことがありません。というのはそもそも自分の専門が狭すぎるので、誰がノーベル経済学賞を受賞してもほとんどの場合知りませんし、毎年恒例の発表直前の「今年は誰が受賞するか」という話題にも・・・まあ、あまり興味を持ったことは