タグ

ブックマーク / kumagi.hatenablog.com (8)

  • キャリアハックの奇行 - Software Transactional Memo

    エンジニアの奇行 嚢中の錐という言葉がある。有能な人物は自ずと傑出していくという意味だが、有能さとは例えば学歴の高さとは一致しない。 たとえMIT卒であろうとも大成するとは限らないし、ましてや入試の点数などで見れる人間の側面は限定的である。 企業などで採用する側からしてみたら当然ながら採用後の活躍を期待して雇用するのであり、入社をゴールとしてそれ以降働かなくなる人は望ましくないし、学歴や入試の点数によってそういう人かどうか判定する事はできない。 活躍という観点で言うと長いキャリアにおいてより重要となるのはキャリア開始時での能力の高さよりも、険しく長い道のりを自己メンテナンスしながら歩み続けられる根気の強さが重要とされている。その根気の源泉は執着だったり崇拝だったり妄信だったりトラウマだったり原体験だったり人によって様々だが、ここではひっくるめて「やる気」と簡略化して呼ぶことにする。 さて「

    キャリアハックの奇行 - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2023/07/18
  • Re: 空想のNFTと現実のNFT - Software Transactional Memo

    前回の記事に長文で反論が付いていたので興味深く拝読した。 sasakill.substack.com 書いた人はSmartnews社のVice Presidentのようで、予想外のところまで記事がリーチしたのは少し驚いている。 メタバースNFTの使い途の一部でしかなく、Web3によって完璧な非中央集権的な社会が実現するなんてこともない。 僕の記事では「メタバースNFTは不要」と言ったのに「NFTメタバースは不要」というような受け取られ方をしているあたりは少し気になるが、彼が論点に挙げたいのはメタバースでもWeb3でもなくNFT単体であるようだ。そのつもりで僕の意見をまとめる。 私の考えでは「ノーコストでコピーが可能」という議論の土台にそもそも穴がある。 繰り返すがコピーはやはりノーコストである。この記事の読者が自身のデバイスに僕の記事を表示させるまでのコピーに掛かった電気代・通信費の

    Re: 空想のNFTと現実のNFT - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2022/02/15
  • 6年勤めたNTTを退職しました - Software Transactional Memo

    最終退社時の自分の机 2012年に修士卒からの新卒でNTT研究所に入り、6年間お世話になりました。 研究所では同期や先輩や後輩や上司に恵まれ、存分に書籍や論文を読んで勉強して力を蓄えたり、対外的な発表の場にも恵まれ外ではできないような体験をすることができました。 ありがとうございました。 入社当時に作られたtogetterを見返すと togetter.com togetter.com まるで昨日のように感じられる。 NTT社内で僕が何をやっていたかについては言える物は軒並みアウトプットされているのでわざわざここでは触れない。 NTT研究所について NTT研究所を客観的に見た時にどうかを書いていく とにかく人に恵まれている。採用の倍率が高いのもあって潤沢な学生エントリーからよりすぐりのエリートが謎の力でポテンシャルを見極められて採用されている。同期を見てひと目ですごい奴も居れば、一見してわか

    6年勤めたNTTを退職しました - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2018/11/26
  • 分散キューという名の苦しみ - Software Transactional Memo

    TL;DR 分散システムにおいてキューを導入する場合、当にキューが必要なのか再考すべき。そこが地獄の入り口だから。 システムの抽象 コンピュータの世界は、来は0と1の信号の羅列が飛び交う無機質なものである。でも人類は信号だけですべてを語らず、様々な喩えを定義してきた。それはデスクトップ・ウィンドウ・マウスカーソルといったグラフィカルな表現に留まらず、パケットやカプセル化といった用語にロック・キュー・リスト・木などのアルゴリズムやデータ構造の世界にも自然に溶け込んでいる。これらはすべて人間の理解を助けるための喩え話に過ぎず、この喩えこそが人間のより直感的な理解をもたらす一方で、発想の制約を生み出してきた。 人間が大きなシステムを作るときも何らかの喩えを用いてシステム全体を整理する。アーキテクチャの「ポンチ絵」を描いて情報共有をするのは企業に勤めていれば経験した人も多いだろう。パワーポイン

    分散キューという名の苦しみ - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2018/06/19
  • NTTによるブロッキング論点の整理 - Software Transactional Memo

    NTTがブロッキングを発表してから様々な反響があったのでざっと眺めて反応を主観でカテゴライズしてみる。 TL;DR; NTTも政府もしっかりしろ。あと違法行為はやっぱりダメだ。 今回の措置に賛成だよ派 困ってる人がいるからしょうがないよ派 プロバイダ責任制限法を越えるから仕方ないよ派 やまもといちろうが気にわないよ派 他の国ではやってるよ派 反対派は漫画村ユーザだよ派 ブロッキングは合法だよ派(宛先は通信の秘密に当たらないよ派) 政府がそう言ったらしいよ派 緊急避難が適用されるから合法だよ派(児童ポルノと同じだよ派) なるべく速やかに立法すべきだよ派(結果整合派) 違法だからどうした派(アナーキー派) 今回の措置に反対だよ派 当に緊急回避が成り立つなら賛成だよ派(漫画村もうないじゃん派) 立法の後なら賛成だよ派 さっさと立法しろ派(法治重視派) 憲法21条も一緒に修正しろ派(整合性重視

    NTTによるブロッキング論点の整理 - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2018/04/30
  • 分散システムについて語らせてくれ。顛末と反省。 - Software Transactional Memo

    8/10のNTT Tech Conference #2 にて発表の時間をもらってこのタイトルで喋ってきた ntt-developers.github.io 発表が決まるまで これはNTTグループ内のソフトウェア・ネットワーク系技術者が集まるコミュニティで、誰が発表者になれるかは投稿されたProposalに対するコミュニティ内での投票によって選考される。 何を話したいか自分の中でも固まりきっていなかった上に、主催者の話をロクに聞いていなかった自分は小さい部屋で僕のことを知る人しか集まらない不人気セッションを勝手に想像しており、abstractを書く欄に「実世界で使われている分散システムを構成する際に理解してほしい議論についてkumagiが一人で滔々と語る。」という漠然とした説明を書いた。初心者にこそ聴いて欲しいという身勝手な理由でレベル設定をBeginnerにし、自己紹介欄に至っては当は経

    分散システムについて語らせてくれ。顛末と反省。 - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2017/08/15
  • 分散プログラミングモデルおよびデザインパターンの考察 その1 - Software Transactional Memo

    Yahoo技術者が書いたブログ techblog.yahoo.co.jp が悪い方向に期待を裏切ってくれたのに対し、 @kuenishi さんがまとまった文章 kuenishi.hatenadiary.jp を書いていたので、僕も2番煎じぐらいでまとまった文章を書く。 始めに断っておくと、分散システムというのはまだまだ事例を集めていくフェーズを抜けきっておらず、体系立った大統一理論的な分類法は確立していない。ここに書くのは、これまでの分散システム事例やこれからの分散システム事例を分類していく際にその性質をカテゴライズする一助となれば良いな、程度の文章なのであまり真に受けないで欲しい。 なぜYahooの記事が期待はずれなのか 人によって意見はあるとは思うが、個人的に感じたのは以下の3つ。 分散システムのデザインパターンと銘打っておきながら並列・並行システムの分野の話からクラウド環境へとこじ

    分散プログラミングモデルおよびデザインパターンの考察 その1 - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2016/02/21
  • python-memcacheへの不満 - Software Transactional Memo

    STMの話題では無いのだけれど自分がKVS上でのSTMというものをPythonで作りながら感じた事 pip install python-memcacheで入る、純Python実装のmemcacheクライアントライブラリ memcachedクライアントライブラリは他にも幾つか有ったのだけれどことごとく要件を満たさなかった - cmemcached : libmemcachedをcythonで包んだラッパ。失敗したら論理エラーだろうが物理エラーだろうが全部数字の0を返すというダメっぷりに辟易。ついでにcythonなので今のPyPyでは動かない - pylibmc : libmemcachedを純Cで包んだラッパ。論理的な失敗(add, replace, casのセマンティクス上の失敗)ならきちんとboolで返って来るし、通信ミスなどの物理エラーはきちんと例外飛ばしてくれる。マルチスレッドの時

    python-memcacheへの不満 - Software Transactional Memo
    mickn
    mickn 2014/03/09
  • 1