開場アナウンスが終わり一曲目のイントロが流れてくる。はじまりのコールが世界一カッコいいあの曲だ。 「Wake Up, Girls!!!」 コールと呼ぶにはあまりにも激しい、怒声とも悲鳴ともいえる叫びと共に火花が上がり、さいたまスーパーアリーナに7人のアイドルが現れた。 Wake Up! この祈りよ届け 今夢に向かうよ両手伸ばして Stand Up! 迷いなく走り出そう この世界で生きるために 君と共に my only one. これから語るのは僕とWake Up, Girls!という7人のアイドルの物語であり、未だ見ぬ誰かへと向けた祈りだ。 永野愛理は語った。今は届かなくても絵画や音楽のように残り続け、この先の誰かに届いて欲しいと。 皆さんがその心の火を灯し続ける限り、 WUGは生き続けていくと思います。 今気付かれなくてもいい。 絵画や音楽のように。 5年でも10年でも20年先になっても