多治見市出身の青年が、地元ローカルのフリーペーパーを原作にアニメ化を企画。焼きもののまち「多治見」を舞台に、陶芸に魅せられた女子高生たちの姿を描く『やくならマグカップも』は、企画の初期段階から自治体の積極的支援を受けて制作するという前例のない試みとなった。前編では、地元企業が10年続けた原作漫画の発行からアニメ化までの経緯を紹介した(前編はこちら)。後編では、多治見市と日本アニメーションによるアニメ制作と地元活性化の取り組みを紹介する。 『やくならマグカップも』、略称『やくも』は、岐阜県多治見市を舞台にしたアニメ作品。2021年10月現在、春に放送したシリーズの続編『やくならマグカップも 二番窯』が放送中だ。 現在、CBCテレビほか、MBS(毎日放送)、TOKYO MXテレビなどで放送中の『やくならマグカップも 二番窯』。多治見市に引っ越してきた転校生「豊川姫乃」は、同級生らと共に陶芸の魅