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ブックマーク / stsk.exblog.jp (11)

  • 道路とは | シモキタな日々

    タイトルに目を奪われて著者をみると、以前“Save the 下北沢”の勉強会にもご登壇いただいた服部圭郎さんのだったので、迷わず購入した。これ、すごい名著です。なにがすごいかというと、「道路をつくることで今、日になにが起きているのか?」の謎をすべて解き明かしているし、僕ら一般の日人が「常識」と考えている道路に関する知識がどんなに偏見に満ちたものであるかを、データを使いながら親切に解説することに成功しているという点でとにかくすごいのであります。 例えば、「道路をつくると地方は潤う」と思っている常識も、「安全が確保されるのでは?」という期待も、「商売が上手くいくのでは?」という希望も、すべて実は幻想だということが、このを読むと良くわかります。 道路とは一体何なのかを知る上で、必読の書だと断言しておきます。お時間のあるときに是非読んでみてください。

    道路とは | シモキタな日々
    mickn
    mickn 2009/10/01
  • 地方都市 | シモキタな日々

    「お母様から受け継いだ大きな敷地を活用して、何か良い建物は出来ないだろうか」という依頼で出張をしたというのがその理由でした。敷地を拝見してから村役場に行き、道路のことなどを詳しく調べた。地域のことが良く知りたいので、公園などを記した資料はありますか?と聞くと、でてきた地図には児童公園なんてひとつの町にすごく小さいのがひとつくらしかなくて驚いた。きっと子供たちはそれぞれのお家の庭とかで遊んでいるので、特に公園なんて必要ないということなのだろう。駅は単線の無人駅で、電車の姿も一度もみなかった。駅前に商店街なんて全くなくて、お買い物には、車で近くの大型スーパーに行くということのようであった。 それにしても、町に建っている建物が特に都心と違わないということが、今更ながら驚きであった。アパートメントハウスは鉄筋の3階建てで、そのまま下北沢あたりにもってきても違和感がないということに強い違和感があった

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    mickn 2009/09/03
  • 下北沢の教訓から私たちは何をすべきなのか | シモキタな日々

    14日の金曜日「下北沢で都市計画を考える」というシンポジウムがあった。 これは日都市計画学会, 日建築学会の後援で、「下北沢で都市計画を考える」実行委員会によりおこなわれたもの。参加予定者に大方潤一郎(東京大学教授) 、曽根幸一(元芝浦工大学部長) 、木下真男(元横浜市都市計画局長)、 高見沢邦郎(明治大学客員教授)、小林正美(明治大学教授)、 中井検裕(東京工業大学教授)、小林博人(慶応義塾大学准教授)、西村幸夫(東京大学教授)、司波 寛(都市計画コンサルタント)、蓑原 敬(都市プランナー)ほかとある。 参加者メンバーがあまりにもすごいので、とても忙しいくせに出かけてみた。 単刀直入に書くと、「下北沢問題を通して、日の都市計画っていうものがきちんと機能していない(いや、はっきり「ない」って言っちゃってましたね)ことがわかってしまったので、今後どうすればいいんだろう」っていう専門家た

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    mickn 2008/11/20
  • 背景を失うこと(文化の死)について | シモキタな日々

    パネリストは左から、きむらけんさん(文化探査者)、吉見俊哉さん(東京大学大学院情報学環教授)、廣木隆一さん(映画監督)、岩光弘さん(シネマアートン下北沢・支配人)。司会は大木雄高さん(下北沢商業者協議会・代表)でおこなわれた。 今回、とても印象に残ったのは、吉見教授が語った「背景をもつまち(話では新宿)がいかにして背景を失っていくか」という話だった。これは、70年代に唐十郎が「浅草ロックには背景があるが、新宿には背景がない」と語ったということを皮切りに、そこでいわれる「背景」とはたぶんまちとのつながりのことなのだろうと吉見氏は解釈した。そして、新宿西口が再開発によって、実際の機能として大きくかわっていくのと同時に、まちに住んでいる人の意識が、「立派なまちになりたい→なるために汚いものを排除していく」というような図式のなかで、徐々にその背景を失っていったということを語った。 まちが変わるこ

    背景を失うこと(文化の死)について | シモキタな日々
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    mickn 2007/08/20
  • 街が再開発されること | シモキタな日々

    提訴したことに対する反応がいろいろあった。 それらのメッセージの中に、再開発で地元をめちゃくちゃにされたという方からの声をいただきました。つらいご経験だったようで、「墓まで黙ってもっていこう」と考えておられたようですが、今回のニュースをみたことで発言せずにはいられなかったとのこと。すぐに“Save the 下北沢の応援メッセージにも掲載しましたが、ここでもご紹介することにします。 私は、兵庫県で小売業を営んでいるものです。 はっきりいいます。再開発は、現地にすんでいる人のほとんどを不幸にします。 私の住んでいた地域も道の狭い入り組んだ商店街の中で商売をしておりました。 行政主導で、なんども再開発の噂が流れておりました。 そんな折にあの、阪神大震災です。街は、ことごとく破壊されました。 震災から一週間後、行政は、公聴会を開き、住民不在の中で再開発決定を行いました。一応反対派は、詰め掛けたので

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    mickn 2006/09/10
    野望の王国
  • 提訴 | シモキタな日々

    50名を超える下北沢周辺の住民など(まもれシモキタ!行政訴訟の会)が国と東京都に都市計画や道路の事業認可差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしたからだ。原告は20代から70代まで、職種も商店主、住民、ミュージシャン、学者などシモキタらしい多彩さをみせている。そしてかくいう僕自身も原告のひとりである。 裁判という手段が、都市計画の見直しを求めるのに、当に有効な手段なのかは正直良くわからない。とても時間がかかることなので、成果があがる前に計画が進んでしまうのでは?という心配もある。しかし、どういう結果が待っているとしても、やらなければいけないことというのはあるのだ。昨日の記者会見でも話したことだが、この裁判に対する僕の考えをメモしておくことにしよう。 僕はこの裁判に対して、ふたつの立場で参加している。ひとつは“Save the 下北沢”という団体の代表として。そしてもうひとつは、建築士として

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  • 事業認可申請提出される! | シモキタな日々

    世田谷区は7/31、東京都に対して54号線を含む事業認可申請を提出した。 これにより、1ヶ月もしくは2ヶ月後には、54号線の事業認可が下ろされることになるだろう。 しかも7/28の都市整備委員会では、今後は区民に対する説明会は設けないと明言したということだ。 注:都市計画法では前回の地権者に対する意見提出の機会(16条)の他に、17条において広く区民に対する計画の公告・縦覧と意見書提出の機会を設けることを義務付けている。これらの機会に際しては、説明会を開催することを慣例としてきたわけだが、今回世田谷区はこれを省くと明言したということ。 ここまで民意を無視する官僚のやり方を許して良いものだろうか? 世田谷区が事業認可申請を提出した以上、東京都としては手続き上の問題がなければ、これを拒む理由は無い。しかし、そうだからといって、こんな民主主義に反した決定の仕方を私は納得できないし、ただ大人しく受

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  • 区長面談でわかったこと | シモキタな日々

    昨日「商業者協議会」は熊哲之世田谷区長と面談した。 当初30分の予定ではじまったこの面談は予定の時間を50分も延長、午後12時50分に終了した。私たち“Save the 下北沢”は今回の面談に直接立ち会ったわけではなく、終了後に商業者協議会の面々と昼をとりながら、その様子を伝え聞いただけではあるが、その内容は十分に驚くべき内容であった。 そもそも、面談時間が大幅に延長したのは、商業者協議会の方々が区長を問い詰めて「ののしりあいを演じていた」からではなく、官僚がなんども「区長、そろそろお時間です」と会議を切ろうとしたものの、区長自らが席を立とうとせず会話を続けたから、ということだ。今回の面談によって、商業者協議会が何か直接的な成果をえたか?と問うなら、それは明らかに「NO」であり、全ての回答は「管轄の担当者と検討する」という範囲にとどまった。しかしそこからわかったことは、区長は今回の下北

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    mickn 2006/06/16
  • News?? | シモキタな日々

    フジテレビの「スーパーニュース」で下北沢問題が報道された。 防災vs文化という見方は、すでになんども取り上げられた切り口であるし、「わかりやすいけれど誤解に満ちている」ということは以前も書いたことがある。報道には自由がある。だからどのような描き方をしようと別に文句などいうつもりはない。ただ、今回は「これがNewsか?」ということについて問題提起したい。 今回の報道で新しいこと(Newsなのだから、基的に新しい部分や独自の切り口がないと寂しいと僕は考えている)は竹中直人さん主演の「男はソレを我慢できない」という映画が近々公開されるということだけだった。そう。実はこれはNews番組の形式をとってはいるけれど、映画の宣伝であり、フジテレビの番組ディレクターが描いた「ドキュメンタリー風下北沢問題ドラマ」なのだ。フジがこの件の取材に来たのは、とりあげていた映像(1/18のサウンドデモ)からもわかる

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  • ブログには書かないで! | シモキタな日々

    街づくり課担当副参事の辻さんと電話でお話した。 現在“Save the 下北沢”が今月中の区長への面会を求める要望書を提出していることは、このブログでもなんどか紹介した。今日の電話はその返事。 辻副参事:「現在は議会や予算委員会など、とても忙しいので、当に会うことはできないのですが、今月中でないといけませんか?」 金子:「そちらは今月中の事業認可というスケジュールを変更していないですよね。お会いする前に東京都との間で手続きがすんでしまっては意味がないので、こちらとしては、お願いを変えるつもりはありません。」 辻副参事:「なるほど、そういう事情ですか。。それでは、28日まで返事を待っていただけますか?」 金子:「それは、前向きに検討してくださるということだと理解して良いのですね。」 辻副参事:「はい。そのつもりで言っております。」 金子:「しかし、28日ということはそのあと月末までに幾日も

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    mickn
    mickn 2006/03/17
  • 防災を心配する地元 VS. シモキタファン | シモキタな日々

    先週木曜日、MXテレビの取材と放送があった。 ニュースは夜6時からのニュースで5分程度。今までも新聞報道などで今回のように報道されたことがあったが、「ああまたか‥」という報道のされ方であった。この問題を「防災を心配する地元 VS. シモキタファン」という構図で描くことは、あまりにシンプルで誤解に満ちている。“Save the 下北沢”は防災の問題をなおざりにしても、今の下北沢を冷凍保存しようという運動ではない。しかし、マスコミは時に視聴者にわかりやすくものを報道したがる傾向がある。 また、いつものように登場した南口商店街の吉田氏も、防災が大切だと強調する。いつ僕らが防災を軽んじた発言をしたのだろうか?防災が大切だということは自明のことなので、それを言うことを非難する気は全く無いないが、そのあと「無責任に反対している人たちは防災のことを良く考えて欲しい」だとか、「結局下北沢で何か起こったとき

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    mickn 2006/02/13
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