地球のように温暖な環境を備え、水が液体の状態で存在している可能性がある惑星を、1200光年先と2700光年先で合わせて3個発見したと、米航空宇宙局(NASA)のチームが18日発表した。 うち2個は岩石でできているとみられ、生命を育む海のような環境がある可能性もある。チームは「実際に生命が存在するかどうかは分からないが、宇宙にはこうした地球型惑星が意外に多く存在するかもしれない」としている。 チームはNASAのケプラー宇宙望遠鏡を使い、地球から1200光年離れた恒星の「ケプラー62」と、2700光年離れた「ケプラー69」を観測。恒星からの距離が近すぎることも遠すぎることもない軌道に、それぞれ2個と1個の惑星が周回しているのを確かめた。惑星はいずれも地球よりひとまわり大きく、生命活動を維持しうる表面温度が保たれていると研究者はみている。(共同)