まさにアフリカからやってきた凄いテープです。ポコポコしたリズムボックスに乗せて、エレピとシンセベースが同じフレーズを繰り返し、アコーディオンがドラクエ3のピラミッドの面のようなメロディをピロピロと放出し続けます。全曲が上の2曲のような調子です。実にオウサム。 Hailu Mergiaさんは元々Walias Bandというジャズファンクバンドのメンバーで、70年代にはエチオピアンジャズのシーンで有名なヴィブラフォン奏者のMulatu Astatkeと一緒に共演していたような人物だそうです。そのWalias Bandがエチオピアの政治情勢の影響などあって解散し、その後、80年代前半に別のバンドを結成してアメリカツアーをした際に、ワシントンDCのスタジオで一人多重録音したのが、この不思議な音のアルバムというわけです。ライナーノーツによると、今は音楽業界からは足を洗って、空港でタクシーの運転手をや