金時草のリゾット 独特の色と味、香りが特徴的な金時草は熱帯アジア原産のキク科の葉物ですが、日本に於いては食される地域がかなり偏在しているという、ちょっと面白い野菜です。 その地域ごとに呼び名が違い、石川では金時草(キンジソウ)、熊本では水前寺菜(スイゼンジナ)、愛知では式部草(シキブソウ)、沖縄ではハンダマと呼ばれます。 元々熱帯アジア原産なだけあって暑さは得意ななんですが、実は真夏よりも朝晩が少し涼しくなってからの方が、色が鮮やかに出て美しくなり、味も良くなります。 だけど寒いのはやっぱり苦手なので、霜が降りる季節になると地上部はヤラれてしまい、収穫は終りを迎えます。 天気予報によると、数日後には寒波がやってきそうなので、どうやら姉さん家では今回が今年最後の金時草となりそう…。 せっかく終りなんだから金時草の美しい色を生かした料理が無いものか…と悩んだ末、思いついたのが今日のレシピです。