警視庁は16日、今月10日に東京都内で一斉に実施した自転車の集中取り締まり結果を公表した。指導警告カードが交付された人は1571人に上り、うち半数以上が、道交法が走行中の装着を禁じている音楽プレーヤーなどのイヤホンやヘッドホンが原因だった。交通切符を切られた人は27人だった。 同庁は、通勤・通学時間帯を中心にそれぞれ1時間ずつ都内110カ所で取り締まりを実施した。悪質性や危険性が高いと判断された自転車利用者には、指導警告カードや交通切符が交付された。 指導警告カードを交付されたうち855人は、イヤホンやヘッドホンを装着して外部の音が聞こえない状態で自転車を運転していた。交通切符の内訳は、ブレーキ未装着が12人、警報機作動の踏切侵入などが9人、信号無視が6人だった。 イヤホン・ヘッドホン装着で警告を受けた50代の男性会社員は「まさか違反になるとは思わなかった」と話したという。 同庁では、こう