2004 年の書籍ですが、いまどきのソケットプログラミング―遊んで学ぶ、TCP/IPネットワークの奥義をお書きになっている波多さん作の Wlinee を使うと、ネットワーク上で遅延やロスを発生させたり、帯域を一定の状態にポリシング出来ます。Wlinee を使うと、遅延やロスの多い、品質の悪い回線を Windows で手軽にエミュレート出来ますので、悪条件化でのネットワークテストを実施することが出来ます。Wlinee は下図のように、遅延やロスを挿入したい位置へ Wlinee PC を物理的に割り入れる(挟む)構成にして利用しますので、必然的にふたつの NIC がインストールされた Windows PC が必要となります。 今回は Windows XP SP3(32bit)環境に Wlinee をインストールしてみました。尚、波多さんは Wlinee 以前に Linux で動作する Line