パリ(Paris)郊外サン・ドニ(Saint Denis)の病院のベッドに横たわる新生児(2013年3月19日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/JOEL SAGET 【7月10日 AFP】未だ謎の多い自閉症を研究する研究専門家らのチームは9日、胎児の発達中の脳にあるタンパク質を標的にする母親由来の抗体群を発見したと発表した。医学誌「Translational Psychiatry」に掲載された報告書によると、研究チームは自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもの母親246人と、障害のない子どもの母親149人を比較し、ASDの子どもの母親のグループでは、全体の4分の1近くにこの抗体群の組み合わせがあることを突き止めたという。 抗体は免疫系における「歩兵」で、「キラー細胞」が標的とするウイルスや微生物に印を付ける役割を担っている。だがときに、これらの抗体は自己の健康なタンパク質を標
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