東日本大震災で被害を受けた東京都心の日本橋川に架かる石橋、常磐橋の修復工事の現場から、木で作られた江戸時代の橋脚などが見つかり、1日に一般に公開されました。 常磐橋は、明治10年に作られ都内に唯一現存する文明開化期の石橋として知られていました。しかし東日本大震災で橋が変形するなどしたため修復工事が行われ、その際に江戸時代の木製の橋脚などが見つかったということです。 千代田区ではこれらの遺構を1日に一般に公開し、学芸員が、50人余りの参加者に江戸時代の常磐橋のイラストなどを使って遺構の状況などを説明しました。 区によりますと、遺構の中には、江戸の町の多くが被害に遭った1657年の明暦の大火で焼けたとみられるやぐらの瓦などもあるということです。 千代田区では、2年から3年かけて修復工事を進め、明治時代の石橋をよみがえらせたいとしています。 千代田区の後藤宏樹学芸員は「歴史のロマンを感じるととも