ブックマーク / number.bunshun.jp (68)

  • ソフトバンクと巨人が浮き彫りにした、変わりゆく球団経営とオーナー像。(生島淳)

    優勝決定後、選手ひとりひとりと抱き合って喜んだ孫正義球団オーナー。2004年に福岡ダイエーホークスと福岡ドーム(現ヤフードーム)をダイエーから買収して以降、初めての日一となった 日アメリカのスポーツ中継の違いのひとつとしてあげられるのが、オーナーが試合中に映し出される割合である。 いま、アメリカアメリカンフットボール・シーズンの真っ最中だが、自分の試合を観戦中のオーナーがよく映し出される。スイートでワイングラスが置いてあるのが分かったりして、セレブは違いますな、と余計なことを考えたりする。 ロックアウト中のNBAでは、2011年のNBAチャンピオンとなったダラス・マーべリックスのオーナー、マーク・キューバンが有名だ。IT長者が球団を買い、10年以上の歳月をかけて頂点に上り詰めたわけだが、彼は全試合チームに帯同する方針の人なので、いつも会場で姿を目にする。よく、レフェリーに向かって叫

    ソフトバンクと巨人が浮き彫りにした、変わりゆく球団経営とオーナー像。(生島淳)
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    mikatrip 2011/11/28
  • <パ・リーグ新世代監督が語る3つのリーダー論> 渡辺久信×秋山幸二×西村徳文 「革新をもたらした若き指揮官の言葉力」(永谷脩)

    若い3人の指揮官が今、注目を集めている。 昨季、混戦のパ・リーグで優勝争いを演じた監督達である。 彼らの戦い方は三者三様だが、言葉を重視するところに共通項がある。 新たな時代を担う智将たちは選手の力をいかに引き出すのか――。 「パ・リーグの時代」と言われて数年が過ぎた。そしてその流れは今年も変わりそうにない。60歳を過ぎた星野仙一が楽天監督に就任し、キャンプ序盤の話題を集めた。斎藤佑樹が入団した日ハムを率いる57歳の梨田昌孝監督、そして53歳の岡田彰布・オリックス監督も虎視眈々とリーグ優勝を狙っている。 しかし昨季終盤、クライマックスシリーズ(CS)を沸かせたのは、若い監督たちであった。監督就任初年度のロッテ・西村徳文、2008年に監督就任1年目で日一に輝いた西武・渡辺久信、そして昨季7年ぶりにリーグ制覇を果たしたソフトバンクの秋山幸二。 この3人にはいくつか共通項がある。現在監督を務め

    <パ・リーグ新世代監督が語る3つのリーダー論> 渡辺久信×秋山幸二×西村徳文 「革新をもたらした若き指揮官の言葉力」(永谷脩)
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    mikatrip 2011/03/09
  • <パ・リーグ新世代監督が語る3つのリーダー論> 渡辺久信×秋山幸二×西村徳文 「革新をもたらした若き指揮官の言葉力」(永谷脩)

    寡黙な男・秋山が土壇場でベテランたちにかけた言葉。 「主将であるお前を4番から外さない」 小久保を発奮させたのはこのひと言ではなかっただろうか。打率2割7分9厘、ホームラン15は4番として優れた数字ではない。首を痛め左肩痛に悩まされ、一時は引退まで考えた4番打者。その男に「4番を外さない」。このひと言は「やれることを全部やる」という気持ちにさせるには十分な言葉だった。 ソフトバンクのマジックが「2」となって迎えた9月25日の日ハム戦。先発を任されたのは杉内俊哉。4試合勝ち星がなく前回登板の西武戦でもふがいない投球で降板していた。調子がいいとは言い難い。そのうえ相手ピッチャーは難攻不落のダルビッシュ有。不利が予想される戦いを前に秋山は、「ゲタを預ける」と高山郁夫コーチを通じて杉内に伝えたのだった。 「登板日2日前に投げ込みを行なったり、やるべきことを全部やっているという報告をうけていたから

    <パ・リーグ新世代監督が語る3つのリーダー論> 渡辺久信×秋山幸二×西村徳文 「革新をもたらした若き指揮官の言葉力」(永谷脩)
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    mikatrip 2011/03/09
  • 呑みこまれた“レジェンド”の郷愁。UFCのリアルに屈した山本“KID”。(橋本宗洋)

    “KID”徳郁の『UFC126』(2月5日、ラスベガス/マンダレイ・ベイ)参戦が発表されると、UFCのオフィスにはファンからの問い合わせが数多く届いた。 「KIDヤマモトの試合は見ることができないのか!?」 KIDのUFCデビュー戦となるデミトリアス・ジョンソンとの試合は、小見川道大vs.チャド・メンデス戦とともにプレミナリー・ファイト枠に配されていた。PPVでは放送されない“前座試合”である。近年、負傷もあって戦績を落としていることがその理由だろう。 ファンの声により中継された、異例の前座試合。 だが、ファンはKIDの試合が中継されることを熱望した。 修斗での衝撃的なデビュー。ダウンの応酬を繰り広げた大晦日の魔裟斗戦。『HERO'S』では70kg級トーナメントで優勝。宮田和幸をわずか4秒で飛びヒザ蹴りの餌にした一戦も忘れがたい。スタンドでもグラウンドでも徹底してKOを狙う破壊的な闘

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    mikatrip 2011/02/12
  • 大相撲の「八百長」って何だ!? ~Number創刊年に載ったコラムを再発表!~(設楽敦生)

    「大相撲の『八百長』って何だ!?」 この特集を組んだのは1980年。ちょうど「Number」創刊の年でした。 当時、大相撲は年間を通して殆ど満員御礼というブームの最中にありました。 現・貴乃花親方の父である初代・貴ノ花が群を抜いた人気を誇りつつも、 ウルフこと千代の富士が次代のスター力士として急成長している時代でした。 ――30年が経った2011年。ふたたび日中を騒然とさせている八百長問題。 わたしたちは、この記事に再び陽の目を当てるべきだと考えました。 ウェブにしては長文なのですが……それだけに読み応え充分です。 大相撲の八百長。古くて新しい難問に対する一つの考え方がここにあります。 「“内部告発”を続ける某週刊誌」と表紙でお伝えしたのは『週刊ポスト』誌である。 かれこれ半年にわたって続いているそのキャンペーンの要旨はこうだ。 ――元十両力士で“大相撲の八百長の仕掛人であった”と称する

    大相撲の「八百長」って何だ!? ~Number創刊年に載ったコラムを再発表!~(設楽敦生)
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    mikatrip 2011/02/12
  • 涌井の年俸調停で考えさせられた、「スポーツと言葉」の微妙な関係。(中村計)

    年俸調停委員会のヒアリングに臨む西武の涌井秀章投手。ダルビッシュとの比較で報じられることが多いのも問題を複雑にしているとされるが…… 西武のエース涌井秀章の契約交渉が三度やってもまとまらなかった理由も、この話を参考にすれば、おおよそ想像はつく。 あるベテラン選手が、契約更改の席の様子をこんな風に話していたことがある。 「必ずマイナスから言うんですよ。活躍した年でも『夏場があかんかったな』とか『春先はどうしたんや』とか。球団は給料を上げたくないですからね。 でも、まずはねぎらって欲しいわけですよ、こっちも。言い方でぜんぜん変わると思うんですけどね。それなりに上の人がちゃんと出てきて、『今年もおつかれさん。がんばってもらって悪いんやけど……』とか。そうでなくても金額みた瞬間、自分の希望額と開きがあったら、何を言われても『なんやねん』ってなるのに、傷口に塩を塗り込むように『活躍せんかったからや』

    涌井の年俸調停で考えさせられた、「スポーツと言葉」の微妙な関係。(中村計)
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    mikatrip 2011/01/25
  • 若手に追い出して欲しかった……。松田直樹にみるベテランの存在価値。(二宮寿朗)

    横浜F・マリノスのホームスタジアム、日産スタジアムはブーイングに包まれ、サポーター席からは1人の選手の名前がコールされていた。 2010年シーズンを戦い終え、木村和司監督や嘉悦朗社長がサポーターに向けて挨拶を行なった最終戦のセレモニーは異様な光景となった。 サポーターたちの叫び声によって挨拶の言葉はかき消されていった。 彼らは8位で終戦した今季の成績に、悲しみと怒りの声を挙げていたわけではない。松田直樹を筆頭に山瀬功治、清水範久、坂田大輔、河合竜二といったマリノスを長年支えてきた選手たちが次々と来季の契約非更新を伝えられてクラブを去ることになった事態を嘆くとともに、クラブ側の対処を激しく責めていたのだ。 1995年から16年にもわたってマリノス一筋でプレーし、マリノスが獲得したすべてのタイトルを経験した“ミスターマリノス”こと松田直樹は、唇を震わせ、目を真っ赤にしながら自分に向けられたエン

    若手に追い出して欲しかった……。松田直樹にみるベテランの存在価値。(二宮寿朗)
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    mikatrip 2010/12/07
  • あの“フクシ君”が日本シリーズ中継!?Ustreamでこぼれた落合監督の本音。(村瀬秀信)

    誰が言ったか、不人気シリーズ。 稀に見る名勝負となったこの日シリーズは、第1戦、第2戦、第5戦の地上波放送がないという前代未聞の事態もどっこい、「放送しなさい」という野球の神様の啓示か、第4戦(延長11回)、第6戦(延長15回)、第7戦(延長12回)という3試合延長戦突入の完全中継で、1試合+2イニング分を補てんした。 地上波放送のない試合も結果的には2試合が大差での決着となり、さらに第4戦の野村克也、第6戦の古田敦也・野茂英雄、第7戦の清原和博と、これまたビッグゲームにしか出てこないゲスト解説陣の貴重な話が(途中から寝ていたと噂される野茂英雄以外は)いつもより多く聞けたのだから、終わってみれば例年以上にがっつり観たという満腹感に溢れていたりする。 特に試合終了時刻23時54分。シリーズ最長時間にして延長15回の大熱戦を完全中継した第6戦のフジテレビは、途中からCMが入らない緊急事態に陥

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    mikatrip 2010/11/09
  • メジャー移籍濃厚のダル、岩隈、中島。ポスティング市場での「値段」は?(生島淳)

    プロとして活躍し始めた頃のダルビッシュは、父親が勧めても頑なに断るほどメジャー進出の欲がまったく無かった。日ハムやWBCでの活躍で自信もついたはずだが…… メジャーリーグの移籍にあたって、選手は「商品」になる。 特に今季のオフ、ポスティング経由でメジャーへの移籍が噂されるダルビッシュ、岩隈久志、中島裕之たちは、自分とポジションが重なるフリーエージェントの選手がどれだけ「市場」に出ているかによって「価値」が決まる。 ダルビッシュ、岩隈であれば先発投手でどれだけフリーエージェントの選手がいるか、中島であれば二塁手、遊撃手の供給量が問題になってくる。 メジャー市場におけるダルビッシュと岩隈の価値は? まずはワールド・ベースボール・クラシックで活躍したダルビッシュと岩隈の市場価値から見ていこう。 今季のオフ、FA権を獲得する先発投手のなかで最大の注目選手は、プレーオフでも大活躍のクリフ・リー(32

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    mikatrip 2010/10/21
  • なぜ小林可夢偉は「特別」なのか?脅威のオーバーテイクの秘密。(尾張正博)

    過去の日人F1ドライバーは、さまざまな形で必ず大きな“スポンサー”が付いていた。小林はそれが無いにもかかわらずF1のシートを獲得しているのだ 多くの日人ジャーナリストたちに混じって、あるイタリア人ジャーナリストがBMWザウバーのチームハウスの前で時折腕時計に目をやりながら立っていた。聞けば、「今日はカムイに話が聞きたいんだけど、これからフェラーリのチームハウスでも会見があるんだ。もし、その間にカムイの会見が始まったら、代わりに聞いておいてくれないか。『どうして、鈴鹿であんなにオーバーテイクを仕掛けられたのか?』と」 そのジャーナリストは、直前に行われたトップ3ドライバーによる記者会見で、トップを走るベッテルに一度も仕掛けることなく2位に終わったウェバーから「鈴鹿ではスタートで前に出ないと、抜けないからね」という敗戦の弁を聞いていた。これはウェバーが負け惜しみで言ったのではなく、彼の

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    mikatrip 2010/10/17
  • やはり迷采配!? 真弓監督に問いたい、「勝ちに行く」という言葉の真意。(氏原英明)

    あの言葉の真意を図りかねている。 レギュラーシーズンの終盤戦。タイガース首脳陣が決まり文句のように口にしていた言葉は、果たしてどういう意図を持っていたのか……。 僅差で救援失敗が続いていた藤川球児が、試合後、無理矢理平静を装って取材に応えている姿を目の前にすると、首脳陣たちのあの言葉がどうしてもオーバーラップしてくるのだ。 「勝ちに行きます」 「勝ちにこだわった起用を選択する」 今シーズンを通し、真弓明信監督や久保康生投手コーチはやたらとこの言葉を口にしていたのだが、阪神にとっての「勝ち」というのは、どの時点でのことを示すのだろう。 目の前の試合に勝つことなのだろうか? それともレギュラーシーズンのトータルで勝つことを目指すことなのだろうか? どちらも重要な目的であるし、簡単には答えられない選択ではあるのだが、この目的意識の違いは、采配の上で大きく影響してくるのだ。 憔悴しきった藤川が敗北

    やはり迷采配!? 真弓監督に問いたい、「勝ちに行く」という言葉の真意。(氏原英明)
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    mikatrip 2010/10/17
  • クローザーとして蘇った上原浩治。MLBきっての“モテ男”の来季を占う。(生島淳)

    「巨人軍は紳士たれ」以上に厳格な規律があるオリオールズ。なんと長髪や髭まで禁止されているほどだ。そこで、上原はもみ上げを…… このオフ、上原浩治は「モテモテ」や、きっと。 今季のメジャーリーグ後半戦、日での報道はイチローの10年連続200安打に特化していたが、オリオールズの上原の活躍も見過ごしてはならない。特に次の事実はアメリカでも高く評価されている。 上原は7月16日のブルージェイズ戦で四球を与えたのを最後に、2カ月以上も四球を出していない。 ということは8月19日にチームのクローザーを任されてからは、四球でランナーを歩かせたことがないのである。 四球を出していない2カ月以上の間に奪った三振は44個で、三振と四球の比率を重視するアメリカでは上原の投球内容は質の高いものと評価されている。 しかもK/9と呼ばれる9イニングスあたりの奪三振率は11.3。クローザーとして超一流だ。 上原がオリ

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    mikatrip 2010/10/07
  • 「エースの座」を巡っての切ない想い。原監督と内海の恋は成就するのか?(村瀬秀信)

    祖父である内海五十雄が元巨人野手だったこともあり、その“巨人愛”は並大抵のものではない内海。高校卒業時には巨人以外の指名を拒否して社会人野球に進み、3年後に巨人入りしている 気で頭を抱えている人間を、初めて見た。 9月22日の東京ドーム。午後9時のちょっと前ぐらい。4万4545人が見つめる東京ドームのど真ん中で、巨人の内海哲也は全力で頭を抱えていた。多分、この時マウンドに穴があったら当に入っていただろう勢いで……。 この日の内海が並々ならぬ決意で投げていたのはよくわかる。前々回登板した9日には最下位横浜を相手に4回途中6失点でKO。試合後に原監督からは「論ずるに値しない」と突き放され、失地回復を果たすべく挑んだこの日のマウンド。中盤から強気のピッチングでペースを掴み、横浜打線を完封目前まで追い込んだ。 ところが9回2死から、ヒット、ヒット、ヒット、四球で1点返され、なおも満塁。横浜の代

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    mikatrip 2010/09/30
  • “歴戦の勇士”坂田健史は、なぜ亀田大毅に完敗したのか?(渋谷淳)

    真後ろに陣取るボクシングファンが声をからしていた。序盤、坂田が攻勢の場面を作ると、一団の声援がひと際弾んだ。 「レベルが違うよ!」 「キャリアが違うんだ!」 彼らの脳裏には坂田健史の歩みが刻まれていた。1999年の全日フライ級新人王獲得。2001年の日タイトル奪取と通算5度の防衛。'04年から始まる世界挑戦と3度の失敗。そして4度目の挑戦にして悲願のベルト戴冠。決して才能に恵まれたわけではない。ひたすら愚直に、不器用に、そして正当にキャリアを重ね、亀田兄弟が協栄ジムに移籍した際は、名もなき「世界ランカー」として引き立て役を務めさせられた。それでもなお、愚痴をひとつもこぼさなかった坂田が、新人王にも日タイトルにも背を向け、飛び級で桧舞台に立ったボクサーに負けていいはずがない。彼らの叫びにも近い声援には、そんなやるせない感情が込められていたのだ。 しかし、試合開始当初こそ威勢の良かった坂

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    mikatrip 2010/09/28
  • 理不尽な人員削減要求で、暗澹たる厩務員の今後。~競馬界に残された解決策とは?~(片山良三)

    調教師の経営手腕次第で無制限に馬を預かり、走らせることができた大らかな時代は、すでに伝説。現在のJRAは徹底した管理競馬を目指し、粛々と実行している。 馬房の貸与数は基的に20と決められていて、調教師が雇うことができる従業員(調教助手、厩務員、騎手)の数も合計で13人ときっちり定められている。ところが、ここへきて12人に減らしなさいというお達しが出てきている。これは馬主会サイドからの要望で、預託料の軽減がその目的という。 馬主に請求される月々の預託料は、馬糧費より人件費が占める割合が圧倒的に高い。1人減らせば、請求額が少なくなるのは当然なわけで、馬主会の発言力の強さに対して、JRAがその希望に沿うための努力をしていると見せたがっているのが読み取れる。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 568文字 Numbe

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    mikatrip 2010/09/28
  • 「MAGIC WAND」の生みの親。(長谷川晶一)

    岐阜県養老町。 静かな山間の街並みが続くその町で、世界を驚嘆させた【MAGIC WAND(魔法の杖)】は作られている。 その職人は、年間最多安打記録保持者となったイチローのバットを始め、松井秀喜のバットも手がけている。'03年には厚生労働省が選定する「現代の名工」にも選ばれた。 一、一異なる木材の目を見極め、適材を選び、選手とのコミュニケーションの中から、その選手にとっての理想の形状に木材を整えていく。 職人はその作業を45年続けてきた。 イチローとの出会いは、彼のプロ入り1年目のオフのこと。1年目に使っていた篠塚(和典・元巨人)モデルのバットのヘッドを少し軽くしてほしいという要望を伝えるためにイチローは初めて工場を訪れた。以来、一度もイチローは工場を訪れることなく、黙々と同じ形状のバットを使い続けた。職人はイチローのバットを、ずっと気にかけていた。 「あれから、一度もお見えいただいて

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    mikatrip 2010/09/18
  • 岡田武史がW杯直前の暗闘を激白!あの「突然の戦術変更」までの苦悩。(二宮寿朗)

    「運というものは誰にでもどこにでも流れている。その運を掴み損ねないか、掴み損ねるか。僕は運を掴み損ねたくないから、監督としてできる限りのことをやろうと思っているんです。もちろん、運を掴めるかどうかなんて分かりませんよ。でも、やらない限りは運なんて掴めない。最高の準備をしなかったら掴めない。運というものは、何もしないで勝手に来るものではないと僕は思っていますから」 南アフリカW杯でベスト16に躍進した岡田ジャパンの戦いが終わってから、初めて岡田武史“前監督”にインタビューする機会があった。南アフリカの地では感情をあまり表に出さなかったものの、日本代表監督の重圧から解かれた今は普段の「岡田武史」に戻っていた。 聞きたかった話をストレートにぶつけると、岡田からはストレートな答えが返ってきた。 話は、従来のパスサッカーに修正を加えて守備に力点を置くサッカーに切り替えた決断の理由から始まった。 韓国

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    mikatrip 2010/09/16
  • <本を読めば速く走れる?> 為末大 侍ハードラーの競技力向上本読み術。(生島淳)

    走りについて常に追求を続けるトップアスリートは、読書に対するこだわりも超一流だ。政治経済にも関心を持ち、株式投資の自著もある彼が、日に滞在の束の間、読書と競技の関係について語った。 を読んだら、速く走れるようになるか? この質問が稿のテーマである。 こんな疑問を持つようになったのは、村上春樹が『走ることについて語るときに僕の語ること』のなかで、こんなことを書いているからだ。 「僕自身について語るなら、僕は小説を書くことについての多くを、道路を毎朝走ることから学んできた。自然に、フィジカルに、そして実務的に。」 継続的に走ることが、書く力を育てる――。 「じゃあ、今日のテーマは読書の力が競技力に直結するかってことですね」 陸上界きっての読書家、為末大。さすがに話が早い。質問の意図をさっと理解してくれた。 「端的に言えば『ある』と思います。陸上を続けていると、自分が走ったときの身体の感覚

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    mikatrip 2010/09/14
  • どんな逆境でも諦めたことは無い!!小林可夢偉の「絶対勝つ」哲学とは。(尾張正博)

    「かなりの高速サーキットでハードブレーキングも多い。僕たちのマシンには厳しいと思うけど、大好きだよ」とモンツァ・サーキットにかける思いを語った可夢偉 かつて東京大学の、ある運動サークルの取材をしたことがある。 当時、彼らは関東でも優勝争いの常連校だったため、高校時代に活躍していた選手が集っているのかと思いきや、そのほとんどが初心者だった。なぜ強いのかと問うと「受験で負けなかったから、スポーツでも負けるわけがない。だから、勝つための練習をしているだけです」と返ってきた。勝てるかどうかなんていう迷いがない。練習内容を聞くと、一般的な練習メニューとは異なって、とにかく勝ちにこだわったメニューがズラリと盛り込まれていた。 今シーズンの小林可夢偉の取材をしていると、ふと彼らのことを思い出す。彼ら同様、可夢偉にも戦いに際してまったく迷いがないのである。その思い切りの良さがしっかり出たレースといえば、最

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    mikatrip 2010/09/10
  • じん帯断裂のストラスバーグ。「トミー・ジョン手術」は大丈夫か?(生島淳)

    フォーシームのストレートで普段から150キロ台後半を出し、最速166キロを記録していたストラスバーグ。他にもツーシーム、チェンジアップ、カーブなども使いこなす変化球投手としての一面も持っているという、万能型の好投手である 今季、100マイル(約160キロ)以上のストレートを投げ、デビュー当初は話題をさらったストラスバーグ(ナショナルズ)が、9月3日、「トミー・ジョン手術」を受けた。 フィリーズとの試合中、右腕に違和感をおぼえたストラスバーグは右肘のじん帯断裂と診断され、手術に踏み切ったのである。この手術によって今季はおろか、来季も絶望となり、復帰は2012年シーズンと見込まれている。 逸材だけにこの離脱はなんとも惜しまれる。日の報道では選手生命が危ういといった論調が見られないでもないが、現地アメリカでは意外と楽観視されている。 なぜか? 「トミー・ジョン手術」とはどんな手術なのか? 「ト

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    mikatrip 2010/09/08