トップ > 愛知 > 2月8日の記事一覧 > 記事 【愛知】 戦国時代 敵味方問わず供養 豊橋・普門寺の木牌 Tweet mixiチェック 2014年2月8日 「三界万霊」と書かれた左右に小さな文字で地名や人名が記された木牌=豊橋市雲谷町の普門寺で 豊橋市の普門寺に保存されている南北朝時代に作られた木製の位牌(いはい)(木牌)は戦国時代、戦火を交えた敵味方を問わず、あらゆる戦没者の供養に利用されていたことが県立大の調査で分かった。ひたすら安穏を願う地域の思いがうかがえるといい、寺は参拝者への公開を検討している。 木牌は縦一・六メートル、横二十八センチ、厚さ一・三センチ。生きとし生けるすべてのものという意味の「三界万霊(さんがいばんれい)」などと墨書されている。裏には暦応元(一三三八)年の年号が記されている。 「三界万霊」の左右には小さな文字がある。県立大の上川通夫教授(日本中世史)らによ