伝統的な狩猟を伝承するマタギの孫娘が、バイアスロンで2度目の五輪に挑んでいる。鈴木芙由子(ふゆこ=25)=自衛隊。祖父譲りの射撃センスと、農家だった父に似た我慢強さで、4年前のバンクーバーの「上」を狙う。 距離スキーを滑った後、50メートル先の的をライフルで撃ち、また滑るといった競技。鈴木はソチで、7・5キロスプリントで39位と前回の44位を上回った。日本時間14日夜には15キロに挑む。 秋田県北秋田市出身。射撃センスで引き合いに出される存在が、8年前に85歳で亡くなった祖父市蔵さんだ。冬になると、銃を持って雪山に入りタヌキやウサギを仕留めた。猟に臨む祖父の記憶はないが、「『こうしたから当たった、外れた』というのが、理屈ではなく感覚でわかる」。
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