肝臓手術で患者の死亡が相次いだ群馬大学病院(前橋市)は3日、記者会見を開き、開腹手術後3日目に死亡した患者1人について、死亡後にがんではないと判明したのに、執刀医はその事実を遺族に告げず、虚偽の死亡診断書を作成していたと発表した。 同病院は「極めて重大な問題」とし詳細を調査している。 同病院第二外科では、腹腔鏡を使う高難度の肝臓手術で8人が死亡したほか、開腹手術でも2009年度以降10人の死亡が明らかになっている。死亡した患者は、いずれも同じ40歳代の男性医師が執刀した。病院側は開腹手術についても調査委員会を設置し、調査している。 発表によると、問題となっているのは、10年9月に胆管細胞がんと診断され胆管や肝臓を切除する手術を受けた後、容体が急変して3日目に死亡した患者。患者の死亡から10日後、切除した肝臓の一部を病院で検査したところ、がんではなく良性のできものだったことが確認された。 し
ラジオDJで本紙地域版に「ど~も ど~も ど~も」を連載中のクリス・グレンさん(47)が、初めての日本語の著書「豪州人歴史愛好家、名城を行く」(宝島社、税抜き1400円)を刊行した。名古屋城には500回以上も訪れたという生粋の城マニアのグレンさんに、城の魅力を聞いた。(岡本公樹) 「みなさんが住んでいるほとんどの町のルーツは城なんです。例えば、徳川家康がこの城を造らなければ、名古屋市は“清須市名古屋区”だったかもしれませんよ」と、名古屋城の天守を前に力説した。 1992年に来日し、93年以降、名古屋に住んできた。ラジオDJとして活躍する傍ら、甲冑(かっちゅう)師に弟子入りして甲冑を作ったり、古武道を習ったりと、日本文化を学んできた。中でも城や古戦場巡りは「休みになるとふらっと一人で行っちゃう」ほど生活の一部になっている。著書では、これまでに訪れた全国400以上の城や城跡のうち、名古屋城、犬
大阪都構想で大阪市がなくなって特別区ができると、大阪府はどうなるのか。都構想の手続きを定めた大都市地域特別区設置法は、特別区を抱える道府県を「都とみなす」と規定している。地方自治法で特別区は「都の区」と定められているためで、東京都と東京23区と同じような関係で役割分担できることになる。 都とみなされても「首都」にはならない。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は「大阪都の『都』はメトロポリス(大都市)という意味。キャピタル(首都)ではない。プリフェクチャー(府)から大都市に格を上げていく」と説明する。都構想を実現することで、大阪を東京と並ぶ大都市に位置づける狙いだ。 ただ、都構想が実現しても府の組織は大きく変わることはない見通しだ。トップの知事や府議会の構成も変わらず、任期満了まで続けられることになる。(上田真由美)
停電で信号機が消え、警察官が交通整理をする中を会社などに向かう人たち=2日午前8時2分、長野市の下氷鉋交差点 2日午前5時35分ごろ、東信、北信、中信地方の広い範囲で停電が発生した。午前10時6分に復旧したが、中部電力によると、停電戸数は県内全供給戸数(約80万戸)の半数近い最大約38万戸に上り、過去最大規模。JR長野新幹線が長野―軽井沢間の上下線で始発から午前9時40分まで運転を見合わせたほか、在来各線もダイヤが大きく乱れた。道路も各地で信号機が停止し、警察官が手信号で対応に当たるなど混乱した。 中電によると、県内では1990年12月にも落雷のため約40万戸が最大約25分にわたって停電したことがある。今回の停電時間は最大約4時間半に及び、90年よりも大きな影響が出た。中電は「大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ございません」とするコメントを発表した。 停電したのは長野市、上田市、松本市、安曇
沼津信用金庫(沼津市)が任意団体「日本イスラーム圏友好協会」名義の普通口座開設を拒否していたことが二日、団体側と信金への取材で分かった。職員が「イスラムという名前が入った団体では口座は開けない」と説明していた。
安曇野市は二日、同市明科地区にある戦国時代の山城跡「荻原城址(じょうし)」と「押野城」で、伐採した樹木を搬出する作業道を事前の保護措置を踏まずに、誤って開設したと発表した。押野城では、遺跡の一部を破損したという。 作業道は、市の発注を受けて松本広域森林組合(安曇野市)が開設したといい、市耕地林務課の担当者は「市の監督ミス。今後の再発防止策と遺跡保護に努めていく」と陳謝した。 両遺跡は文化財保護法に基づく文化財指定はされていないが、県と市が「埋蔵文化財包蔵(ほうぞう)地」として認定している。同法が適用され、作業道の開設などの際は事前に届け出て、市教委などと協議して遺跡保護措置を講じることが定められている。
川崎市の中学1年生、上村遼太君(13)が多摩川の河川敷で、遺体で見つかった事件だ。 神奈川県警は17~18歳の少年3人を殺人容疑で逮捕した。容疑を否認していたリーダー格の18歳の少年は、殺害を認める供述を始めたという。 この少年は以前、上村君に暴行を加え、その話を聞いた上村君の友人らから謝罪を求められたとされる。少年は「チクられて頭にきた」と話している。上村君を逆恨みしたとすれば、身勝手で短絡的な犯行と言うほかない。 上村君の首には、刃物による複数の刺し傷があった。腕や足にもあざができていた。なぜ、これほど残忍な行為に及んだのか。県警はしっかりと解明してほしい。 罪を犯した20歳未満の少年については、成人とは異なる手続きが少年法で定められている。 刑事裁判で審理する重大事件では、懲役5~10年といった不定期刑が言い渡されることが多い。更生の見込みがあれば、刑期の範囲内で早期の出所が可能にな
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を受けて、長野県の精神保健福祉センターは災害時の心のケアに関するマニュアルを改訂し、県外の遺族や被災者への継続的なケアについて盛り込みました。 この中で、今回の噴火では県外の遺族や被災者が多かったことを受けて、こうした人たちが地元に戻ってからも継続したケアを長期的に行うことを盛り込んでいて、全国各地のセンターの連絡先を初めて記載しました。 また、被災者の中には、自分が生き残ったことに罪悪感を抱く心理状態になりやすいことも記載し、そうした心情に配慮して心のケアを行うよう求めています。 マニュアルの改訂版は1200冊作成され、県内の警察署や消防署、それに全国の精神保健福祉センターなどに配布するということです。 県精神保健福祉センターの小泉典章所長は、「大規模な災害が再び起きたときにも役立ててもらえるようにと作成した。関係者に幅広く活用してほしい」と話してい
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