名古屋城天守閣の木造での復元に向けた関連予算案の審議が行われ、名古屋市は完成時期の先送りに伴って膨らむ可能性があるとされる建設費用について、今後の物価の変動によるため、具体的な金額の算定は難しいと説明しました。 名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、基本設計の費用などを盛り込んだ補正予算案は6月の定例議会から継続審議になっていて、11月30日、審議が再開されました。 2日も市議会の委員会で審議が行われ、完成時期を当初の想定から2年間先送りして2022年とする工程案をめぐって議論が交わされました。 名古屋市側は、建設にかかる費用について、東京オリンピックに向けた建設需要で人件費や資材の高騰が予想されるとする一方、当初想定していた約500億円から、どの程度膨らむのかは今後の物価の変動次第だとして、具体的に算定するのは難しいと説明しました。 これに対し、議員からは「説明が不足していて、具体的な費
名古屋市は1日、市内にある市図書館や県図書館、大学など21団体47図書館の蔵書をインターネットで調べられる「まるはち横断検索」の実証実験を始めた。蔵書数は989万冊と政令市で全国最大となり、市は来年2月末までの実験結果をもとに、来年度中の正式導入を目指す。 参加するのは、鶴舞中央図書館と各区の図書館、蓬左文庫など市所管の29館と、市内にある県図書館など県所管の4館、市内の大学図書館14館。一般図書館に加えて、専門図書館も検索が可能だ。市史資料や地図などをデジタル化した市の「なごやコレクション」も調べられる。 検索の結果、読みたい本が見つかった場合、当該の図書館を直接訪ねるか、難しい場合には近くの市図書館に相談する。 まるはち横断検索のアドレスは、https://try.calil.jp/nagoya/
名古屋城天守閣復元案を審議する名古屋市議会経済水道委員会が2日開かれ、市は「現時点では建設費上昇を詳細に算定することは困難」との見解を、優先交渉権者の竹中工務店から伝えられたことを明らかにした。議会側は「金額が示されなければ、議論にならない」と納得せず、具体的な上昇額を明らかにするよう要求した。 11月30日の同委員会で、市は完成時期の2年延期に伴い、当初の「費用の圧縮に努める」から一転して、逆に事業費(最大504億円)がさらに膨らむ可能性を明らかにしていた。 また、耐震性が問題となっている現在の天守閣について、市は今議会で関連予算案が可決されれば、石垣の詳細調査を始める来年7月以降に入場禁止とする方針を示した。可決されなかった場合の対応も年内に決めるという。名古屋城では年末年始に天守閣で初日の出を見るイベントなどが計画されているが、積極的な広報は行わないものの実施する見込みという。
戦国武将・真田昌幸、信之父子が2日、長野県上田市の真田神社で約400年ぶりに「再会」した。同市武石地区の寺で見つかった信之の位牌(いはい)が、上田城跡公園にある昌幸ら歴代上田城主や信之の弟・信繁(幸村)たちを祀(まつ)る真田神社にお練り供養をし、神社の拝殿で「父子再会の神事」が執り行われた。 「再会」を発案したのは同市下武石の正念寺の奥寺浩司住職(38)。昨年2月に寺の本堂内陣裏の納戸から信之の位牌が見つかった。 父子再会のきっかけは、真田神社がある同公園内の市立博物館で10月から始まった位牌の特別展示だった。奥寺住職は「せっかく位牌が近くの博物館に来ていて、信之公の魂が宿っている位牌なので、ぜひともお父さんと弟さんに再会させたいと思った」と話す。奥寺住職の提案に神社側も協力し、仏教と神道の垣根を越えて「父子再会の神事」が決まった。 この日、位牌は奥寺住職の胸に抱かれ、観光客らが見守る中、
J2に降格した名古屋グランパスのFW松田力(25)が2日、移籍を視野に入れていることを明かした。愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターでの自主トレ後、「残ってほしいという熱意が感じられない」と思いを吐露。関係者によると、今季で契約が切れる松田に対しJ2千葉などが興味を示し、流出の可能性が高まっている。また、ステンリー・ブラードコーチ(58)とジェルソンGKコーチ(44)が今季限りで退団することも決まった。 松田の言葉には深い悲しみが満ちていた。クラブからは今季の推定年俸1200万円から30%減となる850万円の提示を受け、30日に下條GM、大森強化担当部長と2度目の契約更改交渉。ただ、気持ちを残留に傾ける材料は見つからなかった。 「(交渉で)いろいろ話しましたが、残ってほしいという熱意が感じられなかった。僕も将来がかかっているし、必要としてくれる所を優先したい」。J2千葉など複数クラブが興味
長浜市の山あいの集落で地元農家のグループが、人力だけを頼りにした自然農法で高級コシヒカリを作っている。栽培三年目の今季は初めてまとまった量を収穫でき、東京での販売にこぎつけた。一般的な米の七倍以上というプレミアム価格で打って出る。 岐阜県境に近い長浜市木之本町杉野。「あかのきせき」と名付けた米は、山の伏流水を引いた赤土の棚田で四十~八十代の兼業農家七人が農薬や肥料だけでなく、耕作機械も使わずに育てた。
豊田市稲武地区の小田木町で、140年ほど前に途絶えた人形浄瑠璃の復活を目指す住民有志らの「小田木人形座」が3日、初めて市能楽堂(西町)の舞台に臨む。二つのプロ人形座と競演、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る舞い「寿式三番叟(さんばそう)」を披露する。小田木人形座は、人形の数を増やして数年内の旗揚げ公演を目指しており「完全復活への一歩」としている。 小田木の人形浄瑠璃は江戸時代に盛んで、小田木八幡神社に奉納上演されていた。飢饉(ききん)が起きてたびたび倹約令が出されると、人形浄瑠璃などの興行に対する締め付けが強まった。小田木でも一八七五(明治八)年に途絶えたとされる。 復活へ向けて有志が二〇一三年に小田木人形座準備会を発足。人形一体を購入し、長野県の人形座から指導を受けてきた。市内の農村舞台で公演を重ね、ことし十一月、団体名を小田木人形座に改めた。メンバーは十人。 二日には能楽堂でリハーサルがあり
覚醒剤を使用したとして歌手のASKA容疑者が逮捕された事件で、逮捕直前に乗ったタクシー車内の映像を多くのテレビ局が入手し、報じた。ネット上では、プライバシーの侵害ではないかと批判が噴出。各局は、放送には公益性があったと主張している。 先月28日、帰宅したASKA容疑者を多くの報道陣が取り囲んだ。逮捕後の翌29日、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビが、容疑者が乗って来たタクシー車内の映像を放送し始めた。 スマートフォンを見ている姿、行き先を指示する様子。「訳あって家の前にいっぱい人が集まっていると思うんですけどギリギリに止めてください」「速やかに止めてドアを開けてください」などと運転手に頼むところが映っている。事件事故に備えて設置されている車内のドライブレコーダーがとらえた映像だった。 この映像について、ツイッターなどで「プライバシーの侵害ではないか」「信用できない会社だ」などとタク
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