原爆ドームと厳島神社が7日、世界遺産登録から20年を迎えるのを記念し、広島市などが多彩なイベントを企画している。節目の年に観光客を招き、価値を見つめ直してもらう狙いだが慰霊の地を観光地化することに疑問の声も上がる。「観光」と「慰霊」の両立のあり方が改めて問われている。 原爆ドーム周辺では「平和の光・イルミネーション」と銘打ち、7日から来年2月5日まで、木々に青色LEDライト約5万球を取り付けたイルミネーションを点灯する。市は「優しく語りかけるような光の演出で平和のメッセージを世界に届ける」としている。 原爆ドームは、登録10年の時も照明を増設。原爆死没者慰霊碑と広島平和記念資料館を結ぶ通路にろうそくを並べた。資料館などで「原子力平和利用博覧会」が開かれた1956年5月には、原爆ドーム自体に電球を飾り、ライトアップしたこともあった。 だが、県原爆被害者団体協議会(佐久間邦彦理事長)には今回、
「パリピ」「ゲスい」は「ほぼほぼ」定着?――。今年よく見たり、聞いたりした言葉のうち、辞書を編む専門家らが選んだ「今年の新語2016」のベスト10が3日、都内で発表され、大賞に「ほぼほぼ」が選ばれた。 「新明解国語辞典」などを出版する三省堂が主催。一般から寄せられた1182語から、辞書の編集委員ら4人が「すぐに廃れることなく、今後定着し、辞書に掲載されてもおかしくない」10語を選び、語釈を付けた。 発表会で「ほぼほぼ」の語釈として「『ほぼ』よりも話者の期待がこもるぶん、話している方では度合いを高めているつもりでも、受け取る方からは不安に思われる場合もある」と説明されると、会場からは笑いが漏れた。 ゲストとして招かれたタレントの伊集院光さんが、理想の死に方を示す「ピンピンコロリ」という言葉が高齢者の間で「PPK」と略されている事例を紹介。「同じ世代や、同じ考えの人しかわからない言葉の分断化が
「中学校の部活動」「正社員という働き方」「子育ての理想と現実」。フォーラム面で考えてきたこれらのテーマには、ある共通の問題が横たわっていることが、みなさんの意見から伝わってきました。そこで、その問題、長時間労働です。どうすればいいのでしょうか。一緒に考える私たちにとっても、大きな問題です。 本人の意思ではなく職場の規範 日本人は働くのが好きなのだという見方も根強いようです。本当でしょうか。早稲田大学教授(労働経済学)の黒田祥子さんに聞きました。 ◇ 日本人、イギリス人、ドイツ人で比べると、実労働時間だけでなく、希望する労働時間も日本人は長いという結果になりました。そうなると希望しているのだから好きに働かせてあげなさいと考える人もいます。 そこで、希望労働時間は何で決まるのかを検証しました。 一つは職場の評価基準。「良い成果をあげるために働く時間を惜しまない人が評価される」職場に比べ、「一定
戦時下の広島を生活者の視点から克明に描き、ヒット中のアニメ映画「この世界の片隅に」の監督と脚本を手掛けた片渕須直(すなお)さん(56)のトークイベントが三日、浜松市中区で開かれた。片渕さんは県内外のファン約八十人を前に、街並みをはじめ当時の生活風景を忠実に再現した製作の過程や、作品に込めた思いを語った。 映画は漫画家こうの史代(ふみよ)さんの同名作品が原作。広島市から軍港のある呉市に嫁いだ温和な若い女性が、食糧難の中で知恵を絞りながら懸命に生きつつ、やがて空襲の惨禍に見舞われていく姿を映像化した。 片渕さんは、入港する戦艦大和を主人公らが段々畑から眺める印象的な場面を例に、海軍の記録に基づいて当日の天候や雲の様子を反映させるといった緻密な考証ぶりを解説した。戦争体験者が減る中で「昔はこんな世界だったと、よみがえらせることはまだできるとの可能性を示したかった」と振り返った。
伊賀市や愛知県など忍者ゆかりの全国自治体などで構成する「日本忍者協議会」(会長・鈴木英敬県知事)の「忍者ミーティングin伊賀」が三日、伊賀市で開かれた。市や愛知県、大阪府などから参加した十の民間忍者団体と個人の計三十七人から意見を聞いた。 伊賀上野観光協会の主催。協議会設立約一年を機に今後の活動に生かすのが目的。各忍者団体や個人が、地域を盛り上げるのに一役買っている忍者ショーやパフォーマンス、忍者研究などの活動を紹介。参加者は協議会に「全国で会議やイベントを定期的に開き、私たちを呼んでほしい」などと訴えた。 協議会の溝畑宏事務総長は「皆さんのように忍者を愛する人が主役。皆で一緒に頑張っていきたい」とあいさつ。伊賀流忍者博物館名誉館長で協議会の川上仁一顧問は参加者の個性的な忍者衣装に「忍者はいろんなふうに変化する。皆さんのような格好で忍者をアピールするのは変ではない。本当の忍びも勉強し、広げ
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2020年度からの大学入試改革について、国立大学協会入試委員会(委員長・片峰茂長崎大学長)は、文系・理系を問わず国立大の全受験生に対し、国語を基本に80字以内の短文形式と、より字数が多い形式の計2種類の記述式問題を課す方針案をまとめた。大学入試センター試験に代わる新共通テストか、その後に各大学が行う2次試験のいずれかの段階で必ず受ける。 国大協は8日の理事会で議論する。文部科学省は「これまでの案をさらに前進させたもの」と受け止めており、国大協の正式決定を受け、この案を基に採点の負担をどう軽減するかなど詳細な制度づくりを始める。 大学入試改革は、政府の教育再生実行会議が提起。記述式導入は今年3月、文科省の有識者会議がまとめた最終報告に盛り込まれた。国立大の2次試験で、国語などの記述式を導入しているのは募集定員の約4割にとどまっており、広く記述式を課して思考力、表現力などを測るのが狙いだ。 文
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