30年後の2049年、世界的な温暖化傾向とは逆に日本のみ平均気温が30度下がる――。こんな結果を東京気象研究センター(千葉)が16日、公表した。AI(人工知能)を使ったシステムでシミュレーションを行ったという。 降水量や二酸化炭素濃度などの気象データだけでなく、世界各国の労働統計や人口動態など間接的なデータも加え、AIによるビッグデータ処理を行った。 その結果、30年後には日本を除く全世界で平均気温が上昇。特に米国や中国、インドなど経済成長や人口増が見込まれる地域では、平均で3.7度上昇と、従来の予測を上回る著しい気温上昇が起きると予測した。 一方、日本のみ平均気温が最大で約30度低下すると予測。真夏の8月でも氷点下を記録する日があるほか、海面低下によって約2万年ぶりに大陸と陸続きになる可能性もあるという。 大幅な気温低下を示した原因は、1993年から2004年ごろに厳しい就職活動を強いら