埼玉県朝霞市は30日、使用するソフトウェアの一部に安全上の脆弱(ぜいじゃく)性が指摘されたため、市立図書館のホームページで行っている蔵書検索と図書の予約システムを停止したと発表した。 蔵書の検索はNECネクサソリューションズ社製の「LiCS―Re」というソフトを使っており、同社が図書館に注意を促したことからシステムを停止したという。同じソフトを使用している図書館は全国で約400か所、県内では24か所あり、同社が順次、復旧作業を進める。 同図書館の金子一彦館長は「悪用された場合、個人情報を盗まれたりサイトが改ざんされたりする危険性があるためシステムを停止した」などと説明している。