「ギブ&テイク」なんて言葉があるが、実際は「テイク(受け取る)」よりも「ギブ(与える)」をした方が人は長生きできることが明らかになった。 米バッファロー大学が5年間に渡り846人を対象におこなった調査によると、人生において「テイク」よりも「ギブ」を多くし、周りの人の助けになってきた人は、深刻な病や強盗、失業、経済的な困難を経験したときに命を落とす確率が低いことがわかったそう。「ギブ」の内容は、友人や親戚、ご近所さんのために買い物に行ってあげたり、家事や子守を手伝ってあげたりという些細な親切でいいという。 調査をおこなったマイケル・J・ポウリン氏はこの結果について、「人に優しくすることで、ストレスが体にもたらす悪影響が緩和されるためだろう」とコメント。なお今回の調査では、「テイク」した側の健康に対するメリットは見受けられなかったそうだ。