2010-04-03 當山日出夫 昨日のつづき。国立国会図書館の最近の行事のひとつに、「デジタル情報資源ラウンドテーブル」がある。「ラウンドテーブル」、日本語でいえば、「円卓」ということでいいだろうか。みんなが、同じような立場で、あつまって議論の輪に参加するイメージである。いいかえれば、立場のちがいはあっても、対立するような上下関係のようなものはない。 たしかに、人文学研究者の考えていることも、決してひとつにまとまっているわけではない。分野ごとに、非常な、そして、微妙に、考え方の違いがある。 だからといって、まとまるまで待っているわけにもいかないだろう。また、単純に最大公約数的な意見が取り出せるともおもえない。多事争論、いろんな議論が錯綜するなかに、混沌としたかたち、なんとなく、こんなふうなことを考えているんだな、という感じだろう。 そして、できれば、いろんな会議に、人文学研究者、情報学研