放送:木曜 20時30分~21時00分ラジオ第2) 再放送:金曜 10時~10時30分(ラジオ第2) 江戸庶民のカルチャー事情 講師:筑波大学大学院教授 綿抜豊昭 江戸時代、農村の生産力向上にともない経済的な余裕が生まれ、町人文化が花ひらきました。商人が経済的な実権をにぎり、庶民が文化を享受するばかりでなく、文化の担い手となっていったのです。 庶民が文芸を楽しむためには、一つには、それを提供する「出版社」、「本屋」や「貸本屋」が必要であり、またその一方で、庶民自身文字が読めるばかりでなく、基礎的な教養が必要でした。 識字率の高さを支えた社会はどのようなものだったのか、書物がどのように行き渡ったのか、江戸時代の社会的な背景をふまえつつ、庶民が楽しんだカルチャー事情について紹介していきます。 (クリックするとNHKサイトを離れます)