少し前の話になりますが、大学生の読書時間が減っているという生協の調査のニュースがあり、いくつかのニュースの中では「学生の本離れ」、「スマホの普及で読書時間減少」といった説明がされていました。*1 それを読んだときは「なんかわかりやすすぎるなぁ」ぐらいの感想だったのですが、その後、折よく文科省の学術情報基盤実態調査*2の平成25年度版が公表され、その中で大学図書館の貸出冊数を調べられることに気づいたので、ちょっとどんなものか調べてみようかなと思いました。 ということで、学術情報基盤実態調査をもとに、国公私それぞれの平均年間貸出冊数の推移をグラフにまとめたものがこちらになります。*3 グラフ内の凡例ABCDは、大学の規模を表していて、A: 8学部以上、B: 5〜7学部、C: 2〜4学部、D: 単科大学となっているようです。 このグラフをもって、冒頭の「学生の読書時間が減っている」というお話に反