北米の研究図書館におけるラーニングアナリティクスの取組 2018年9月,北米研究図書館協会(ARL)が“SPEC Kit”第360号を刊行した。“SPEC Kit”は,図書館に関する特定のテーマをめぐり,ARLが自らの加盟館に行った質問調査を報告書としてまとめたシリーズである。第360号ではラーニングアナリティクス(Learning Analytics:LA)がテーマとなっている。 LAについて,報告書ではSoLAR(Society for Learning Analytics Research)の創設者で米・テキサス大学アーリントン校教授のシーメンス(George Siemens)氏による定義を引用し,「学習及び学習環境の理解と最適化のための,学習者とそのコンテクストに関するデータの測定,収集,分析及び報告」と説明する。図書館評価の観点から,図書館の施設・資源の活用が学業成績とどのように
![E2112 – 北米の研究図書館におけるラーニングアナリティクスの取組](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)