2023年10月31日のブックマーク (6件)

  • 東大や京大など大規模な大学法人に新たな合議体の設置義務など 国立大学法人法改正案(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

    東京大学や京都大学など特に規模の大きい国立大学法人において新たな合議体の設置が義務付けられるなどの国立大学法人法の改正案が閣議決定され、国会に提出されることになりました。 国立大学法人法の改正案では、事業の規模が特に大きいとされる「東京大学」、「京都大学」、「大阪大学」、「東北大学」、名古屋大学と岐阜大学を設置する「東海国立大学機構」の5つの法人で、学長のほか3人以上の委員で組織される新たな意思決定機関の設置を義務付けています。 大規模な大学法人では事業が多岐にわたるため、学長1人での意思決定には限界があり、様々な知見を持つ組織で重要な決定がされることでより強固なガバナンスのもとで安定して経営されることを期待しています。 一方、専門家らは、委員の選出は文部科学大臣の承認を得ることから、国が任命する監事の役割が拡大され、大学を間接的に支配することが可能になり、大学の自主性や独立性が損なわれる

    東大や京大など大規模な大学法人に新たな合議体の設置義務など 国立大学法人法改正案(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
  • 良い評判を維持することで生き残れという図書館経営論 - 29Lib 分館

    Gary L. Shaffer Creating The Sustainable Public Library : The triple bottom line approach Libraries Unlimited, 2018. 図書館経営論。副題にあるtriple bottom line approach (以下TBLと略記) を取り入れることによって、公共図書館は長期に持続可能となり、かつ繫栄するはずだと説く内容である。著者は現在、グレンデール市図書館・芸術文化局局長かつカリフォルニア図書館協会会長を務めているとのこと(人HP)。 TBLとは、経済、自然環境、社会的関係性の三つの面での持続可能性を追求する経営である。20世紀末に誕生した概念で、国連環境計画(UNEP)による事業所向けの報告書記載事項の基準を示したGrobal Reporting Initiative (GRI)中

    良い評判を維持することで生き残れという図書館経営論 - 29Lib 分館
  • 英国の学歴事情の書、職人とケア労働の復権を訴える - 29Lib 分館

    デイヴィッド・グッドハート『頭 手 心:偏った能力主義への挑戦と必要不可欠な仕事の未来』実業之日社, 2022. 英国社会論。大卒者の過剰と、職人やケア労働者の不足と低賃金を批判する内容である。著者はパブリックスクールを出た大卒者で、労働党寄りの左派ジャーナリストとしてキャリアを積んできたとのこと。原書はHead Hand Heart : The struggle for dignity and status in the 21st century (Penguin, 2020)である。 英国では20世紀末あたりから、人間の評価が大卒歴で表される認知能力の高さのみに偏り、一方で熟練を要する仕事の地位が低下した。また、ケア労働はもともと高い評価を得てこなかったが、かつてはそれに従事してきた能力ある女性が大卒者となって別の賃労働に就くことによって、より軽視されるようになっているという。 とは

    英国の学歴事情の書、職人とケア労働の復権を訴える - 29Lib 分館
    min2-fly
    min2-fly 2023/10/31
  • 社会教育関連書籍の書評集、紹介数は少ないが内容は濃密 - 29Lib 分館

    野島正也『社会教育の魅力を伝える読書案内:好著を読み解く』樹村房, 2023. 書評集。2007年から発行されている『生涯学習・社会教育研究ジャーナル』に掲載された14編の書評を、一冊にまとめたものである。著者は社会教育の専門家であり特に公民館を主な対象としてきた。文教大学で2013年から2017年まで学長を務め、2016年から同大学の学園の理事長をしている人である。僕が文教大学に在籍した五年間(2012年4月~2018年3月)と重なる。ただし、遠くから見かけたことはあるが、お話ししたことはない。 取り上げられるのは、2005年から2020年までに発行された生涯教育・社会教育領域の書籍である。書評集なのに紹介されるのが14点だけというのは少なく感じるが、これは各一冊の中身をじっくり紹介しているためである。各章の構成は次のとおり。大部分は各書籍の詳しい要約で、ところどころで著者(すなわち評者

    社会教育関連書籍の書評集、紹介数は少ないが内容は濃密 - 29Lib 分館
  • 読書研究によって図書館学は科学になった、と - 29Lib 分館

    Stephen Karetzky Reading Research and Librarianship : A history and analysis Praeger, 1982. 米国における20世紀前半の読書研究史。図書館情報学の領域にも「シカゴ学派」なるものがあってかつて影響力を持っていたのだが、その勃興史でもある。著者はユダヤ系らしく、イスラエルに関する著書も二冊書いている。個人的な事情を記すと、大学院に進学した25年ほど前に古で購入したが、一行も読まないまま積読になっていた。今年サバティカルを得たおかげでようやく読了できた。 20世紀前半の中でも、特に1930年代のダグラス・ウェイプルズの業績に焦点が当てられている。もともと彼は教育学者だったが、シカゴ大に図書館学の大学院ができるとそこに移動し、読書研究を開始する。図書館員による読書研究は1920年代にも存在していたが、統計学

    読書研究によって図書館学は科学になった、と - 29Lib 分館
  • アメコミと専門書店、漫画との比較|海法 紀光

    この記事はTwitterで、アメコミと書店、専門店の関係について書いたところ、予想外に多くの反応をいただいた。 色々な人と、お話して補足説明する内に、最初からまとめて書いておけばわかりやすかったのになと思う点があったので、ここにまとめることにする。 前半は、アメコミと専門店の関係について。最後は、アメコミと漫画の売り上げ比較である。 アメコミって売れてるの?というのが疑問の方は、最後だけ見てもよいかも。 アメコミの売られ方連載アメコミは、1話ごとに30~40pくらいの薄い冊子として月刊で売られ、『Batman #138』みたいな感じで話数ナンバリングされている。これを日ではリーフなどという。 このリーフ、実は一般の書店では売っていない。コミックブックストアと呼ばれる専門店に行かないと売っていないのだ。 日人の感覚からすると、漫画屋で売られてないのだから非常に奇妙に感じる。 「売れな

    アメコミと専門書店、漫画との比較|海法 紀光