ブックマーク / www.toyokeizai.net (4)

  • シャープ「ガラパゴス」の顛末、わずか10カ月で軌道修正(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

    期待の新事業がわずか10カ月足らずで修正に追い込まれた──。  シャープは9月15日、電子書籍を閲覧できるタブレット端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」の販売をいったん縮小させる、と発表した。  国内営業中心に500人の大部隊で組織した「GALAPAGOS統轄推進部」は解散。コンビニ2万4000店、家電量販店1500店での直販取り扱いも終了する。イー・モバイルなど通信キャリア店での販売は残るが、力の入れようはそうとう弱くなる。  昨秋の発表当初、「できれば2011年中にも100万台達成を目指したい」(大畠昌巳・執行役員)と、強気な目標をブチ上げていたシャープ。しかし実際の販売は計画から大きく乖離していた。  シャープはガラパゴスの販売台数を公表していないが、関係者によると、これまでの販売台数は1万5000台程度。しかもこのうち3000〜5000台は宗教法人「幸福の科学」の信者向けの電子

  • 高まる大日本・凸版の存在感、電子書籍で印刷会社にすがるしかない出版社の実態(1) | 産業・業界 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

    高まる大日・凸版の存在感、電子書籍で印刷会社にすがるしかない出版社の実態(1) - 10/06/29 | 16:20 「どうして印刷会社が入っているのか」――。    アップル「iPad」発売前日の5月27日に急きょ開かれた共同会見。この場でソニー、KDDI、朝日新聞社、そして凸版印刷の4社は7月1日付で電子書籍配信の企画会社を作り年内には事業を開始する、という構想を発表した。  居並ぶ面々を見ると、読書端末を作るソニー、キャリアとして課金プラットフォームを持つKDDI、新聞や出版物などのコンテンツを持つ朝日新聞社はわかりやすい。それに対し、紙の書籍や雑誌を印刷している凸版が参加している理由は、“素人目”にはわかりにくい。    質疑応答の際にも、出席者から「凸版はこの新会社でいったいどのような役割を果たすのか」という質問があったくらいだ。  が、実は“玄人目”には、凸版印刷がこのプラッ

  • 出版総崩れの中で独り勝ちの角川、文庫で圧倒的な利益を稼ぐ(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

    京都・池田屋に斬り込んだ二番組長、永倉新八は新撰組幹部唯一の生き残りだ。今年5月、永倉が語り残した『新撰組顛末記』が新人物文庫として出版された。発売からわずか4カ月で、すでに6刷を数え、ベストセラーとなっている。  新人物文庫を展開する新人物往来社は、2月に角川グループホールディングス(以下、角川)の傘下に入った。現在同社が角川の孫会社であることを知る読者は、まずいない。 今期はさらに黒字拡大 目立つ角川の独走  大手出版社が軒並み赤字に転落する中、角川の善戦が目立つ。2008年度営業損益では、講談社が76億円、小学館は63億円と、いずれも赤字が拡大。「09年度はさらに悪化するおそれがある」(大手取次)。一方、角川の営業利益は08年度35億円から09年度50億円と黒字拡大が予想される。3社の中では、今や売上高でも角川がトップに躍り出ている。  出版業界の置かれている状況は、今まさに土砂降り

  • 元三重県職員が仕掛ける“わくわくする図書館” 図書館運営受託ベンチャーの夢(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

    三重県四日市市の北東部に位置する市立八郷(やさと)小学校。授業の終わるチャイムが鳴ると、複数の生徒が教室から飛び出し、バタバタと足音を鳴らしながら、一目散に廊下を走り始めた。遊び盛りであるはずの生徒たちの目的地はグラウンドでも体育館でもない。視線の先にあるのは図書館だ。  「はあ、はあ」と息を切らしながら真っ先に図書館に飛び込んだ生徒は早速、「何か面白いのないかなあ」とを物色し始めた。その後も性別、学年を問わず次々に生徒がやってきては、自分が読みたい、授業で使うなど、思い思いにを探す。通常の休み時間はわずか10分。限られた時間で内容を吟味した後、を借り、授業に遅れないように走って教室へ戻っていく。  八郷小では、図書館が休み時間のたびに生徒が駆け込む人気スポットになっているのだ。その証拠がの貸出冊数。ここ数年は右肩上がりで、2008年度は1万7639冊と、4年前の1・6倍にまで

  • 1