面白かった。京アニらしい丁寧な作りになっていて、期待を裏切られなかったと思う。全体的に、キョンの描き方が非常にうまいな、と感じた。特によかったのはキョンが谷口からハルヒの情報を聞きすところで、全体的に漂っていた圧迫感と緊迫感が開放されてとても気持ちよかった。多分一番泣きそうになったのはあのシーン。多分次点がPCに長門のメッセージが表示される場面。あれ「憂鬱」でも大好きな演出なんだよなー。 (以下激しくネタバレにつき格納) ただ、ちょっと引っかかったのは、映画のクライマックスにおけるキョンの独白のシーンが過剰に強調されていた点。僕としては「消失」の一番面白いところはあの「日常」と「非日常」の選択シーンだとおもっているので見ている最中は結構興奮して見ていたのだけれど、見終わってから友人と話したりしてやっぱりちょっとやりすぎじゃないか、と言う話になった。しかし、考えてみるとあそこまでやる必然性は