「同性愛の子どもは、普通に、正常に恋愛できる子どもに比べて自殺率が6倍高い」「実際シングルマザーはそんなに苦しい境遇にあるのでしょうか?」「女性はいくらでもうそをつけますから」……さまざまな差別的・女性蔑視的価値観で世間を騒がせることの多い杉田水脈氏。なかでもLGBTに対する批判的な発言は世界中から糾弾される事態を招いた。NHKまでもが“差別者”として杉田を報道する中で彼女は何を考えたのか。 『保守とネトウヨの近現代史』(扶桑社)より、かつては杉田の盟友として活動していた著者が、その真相を語る。 ◇◇◇ 「ネトウヨ」は世界中を敵に回すアブナイ人たち 平成30(2018)年7月、杉田は『新潮45』八月号に「LGBTには生産性がない」との論稿を寄せ、世界中を驚愕させる大騒動となった。 レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダーの、いわゆるLGBTは子供を産まないので生産性が無い。これは杉田の従来の持