日本における表現の自由の現状を調査した国連のデービッド・ケイ特別報告者が報道の自由や教科書検定などについて懸念を示したことをめぐり、政府からは「政府が行った説明が十分に反映されていない点が多々あると感じる」(萩生田光一副長官)などの反応が出ている。昨年来日し「日本の女子生徒の13%が援助交際に関わっている」と発言した特別報告者も含め、相次ぐ実態とかけ離れた見解には国内の反発も強まっている。そもそも特別報告者は政府の説明を受け止めた上で公正な判断を下せる性格の制度なのだろうか。 ケイ氏は12〜19日の日程で日本に滞在した。そのうち週末を除いた時間の半分を省庁、残りを非政府組織(NGO)関係者やジャーナリストや弁護士などとの面談にあてた。政府側は「局長や審議官レベルが対応した」(外務省筋)といい説明の不備を指摘されない対応で臨んだ。ケイ氏が会った「NGOやジャーナリスト、弁護士を含む市民社会」
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