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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (6)

  • 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か - NATROMのブログ

    ■医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か小松 秀樹 (著) ずいぶん前に読み終えたのだけど、紹介するタイミングを失ってそのままになっていた。日の医療崩壊については、医療者の間では何をいまさらという感があるが、一般の人々の間ではまだ十分に認識されていないかもしれない。医療者によるブログでは熱心に議論がなされているが、いかんせん、医療崩壊に興味のある人の間でだけである。私のブログには医療関係以外の方々もよく来られるし、特に最近は池田センセがらみで初めて来た人も多いだろうから、これを機に小松先生の著作を紹介することとする。 最近では、大手マスコミでも医療崩壊が扱われるようになった。毎日新聞では「医療クライシス」、読売新聞では「医の現場 疲弊する勤務医」など。マスコミは医療崩壊の主犯の1人であり、かような記事はマッチポンプであると医療者から思われているのであるが、まあ現状が報道されるのは良

    医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か - NATROMのブログ
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    mind 2007/05/05
    医療は不確実 ――{患者が医療過誤保険に入るのと、医者が医療過誤訴訟保険にはいるのとどっちが情報合理的…という問題かと思ったら。職業を金銭で測ると自尊心が失われるという問題らしい(小さな緩やかな自殺)。
  • 種を守る「利他的な遺伝子」 - NATROMのブログ

    自分のよく知らない分野(たとえば私にとっては経済学)について二者が議論しているとして、どちらの言い分が正しそうなのか判別する簡易的な手段はあるだろうか。私がよくやるのが、自分がよく知っている分野(たとえば私にとっては医学、遺伝学、進化生物学)についての発言を調べてみるということである。もちろん、医学についてトンデモ発言する人が別の分野では正確な発言をすることもありうるので、あくまでも簡易的な手段に過ぎない。しかし、たとえば「エイズはエイズ菌によって起こる」などと自信たっぷりに断言する人が別の分野について何か発言したとしても、その発言の正確性を疑っておくほうが賢い態度だと言えるだろう。 ブログが流行っているため、過去の発言を検証するのが容易になった。そこで、「進化」とか「遺伝」とかいうキーワードでよく検索する。最近発見したのは、これ。 ■愛国心の進化(池田信夫 blog) 近代国家が成功した

    種を守る「利他的な遺伝子」 - NATROMのブログ
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    mind 2007/04/27
    自分がよく知っている分野についての発言を調べてみる ――これは使える。コテハンの権威をリサーチ。
  • ヤブ医者マップは役に立たない - NATROMのブログ

    ■ 手加減なし……「全国ヤブ医者マップ」に体験コメントが殺到中(やじうまWatch) 3月にYahoo! JAPANが公開した「ワイワイマップ」のベータ版は、ユーザーがテーマごとに作成した地図上に、地域の情報をコメントとして大勢で書き込めるサービスだ。ここで今、人気のあるテーマが「全国ヤブ医者マップ〜こんなトコ二度と来るか!〜」だ。病院で受診してイヤな思いをした経験が、ここに集まっている。どのコメントも相当手厳しい。今まで他のメディアでは見られなかった情報ではあるけれど、これは過激だ。 医療の質を患者が判断するのは困難である。たとえば、平均的な医師が治療すれば90%の確率で治癒する疾患を、95%の確率で治せる名医がいたとしよう。名医でも治せない5%の患者はいるわけである。治らなかった患者側からみて、主治医が名医か、平均的な医師か、あるいはヤブなのかは判断できない。「90%が治るはずの病気を

    ヤブ医者マップは役に立たない - NATROMのブログ
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    mind 2007/04/18
    情報の非対称性がある分野では、顧客の声を集めてもあまり役に立たない。…;病室がきれいとか、食事がうまいとか、待ち時間が少ない ――トイレの綺麗なレストラン…という話を想起。Decent。
  • あるある大事典捏造 どこからばれたんだろう? - NATROMのブログ

    例の納豆ダイエットの、「発掘!あるある大事典II」について、「事実とは異なる内容が含まれることに関するお詫び」が、関西テレビ放送のサイトに掲載された。最初はよくできたネタかと思い、URLを確認してしまったよ。 ■視聴者の皆様へ(関西テレビ放送) 1.  アメリカダイエット研究の紹介におきまして、56人の男女を集めて、実験をしており、被験者がやせたことを示す3枚の比較写真が使われておりますが、この写真について被験者とは無関係の写真を使用いたしました。 2. テンプル大学アーサー・ショーツ教授の日語訳コメントで、「日の方々にとっても身近な材で、DHEAを増やすことが可能です!」「体内のDHEAを増やす材がありますよ。イソフラボンを含む品です。なぜならイソフラボンは、DHEAの原料ですから!」 という発言したことになっておりますが、内容も含めてこのような発言はございませんでした。 3

    あるある大事典捏造 どこからばれたんだろう? - NATROMのブログ
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    mind 2007/01/22
    週刊朝日の取材から発覚 ――<平均して、週刊誌記者一人の方が、匿名ネットの何人分の「影響力」を持つのだろう? //メディアがメディアを叩く劇場というのは一種の自作自演でもあるが。
  • 科学と宗教は共存できるか - NATROMのブログ

    id:good2ndさんという方が、宗教と科学が共存しうるかについて疑問を呈しておられた(■神の存在について(児童小銃)経由)。 ■穏健な宗教(good2ndの日記)。 ちょっと前の話題ですが、ニセ科学がらみで「穏健な宗教と科学は共存できる」というような言い方がされてました。でその、「科学と共存できる穏健な宗教」ってどんなんだろう、というのがどうもよくわからない。「穏健」というのが、単に狂信的でないとか暴力的でないとか反社会的でない、というのであれば、まあ日にある大抵の宗教は穏健ということになるんでしょうが、「科学と共存」というのがどうも。科学者の人とか信者の人とかは結構はっきりした考えがあったりするんでしょうかね。よくわからないので、科学も宗教もろくに知らないなりに考えてみました。 私自身は無宗教であるけれども、宗教と科学を両立させうることは別に不思議には思わない。ある特定の宗教を信仰

    科学と宗教は共存できるか - NATROMのブログ
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    mind 2007/01/09
    ――「標準」科学が説明してないこと、を宗教領域/宇宙の外側とすれば、理論的には両立。/実際には、戦略的に標準に対して偽装とか正当性を争うとか、攻撃を仕掛けられるし…。 また宇宙の外側は身近に溢れている。
  • 愛国心の遺伝子 - NATROMのブログ

    教育法を改正して、子供たちに愛国心を身につけさせたい人たちの中に、ドーキンスもびっくりの主張をしている人がいたよ。 ■「今こそ教育法の改正を!」 緊急集会を開催 の中の、「愛国心―国家的に物事を考えること」 岡崎久彦(博報堂岡崎研究所所長・会代表委員)より引用。 国家的にものを考えるというのは、来これは言う必要がないことなんですね。これは全部我々のDNAに入っているんです。『利己的な遺伝子』というがあるように、遺伝子というのは極めて利己的で、自分だけ生き残るために全部できている。ところが、自分の属するある団体を守ることが自分の生存に意味があるとなってくると、自己を犠牲にしてもその団体を守るという遺伝子が埋め込まれているらしい。それでは、その団体が何であるかという、その単位が問題なんですけれども、結局は人類数千年の歴史では国家しかないんです。それは一人一人に聞いて見れば分かるこ

    愛国心の遺伝子 - NATROMのブログ
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    mind 2006/06/22
    ――「愛国心」がミームなら、「世界市民愛」もミームか。<どっちが強いのか <強さのモノサシは ;増殖力,刷込固着力,戦闘力…など適応力。<強さのモノサシは下位レイヤーに依存?
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