7月6日、オウム真理教の元代表、松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の刑が執行された。一連の事件に関わった井上嘉浩元死刑囚、早川紀代秀元死刑囚、中川智正元死刑囚、遠藤誠一元死刑囚、土谷正実元死刑囚、新実智光元死刑囚の刑も同日に執行された。 なぜ、執行のタイミングが今だったのか。一つは、来年の4月30日に平成が終わることが大きい。もう一つ、国会が終わるタイミングという点もあるだろう。 僕は、麻原元代表と二度、直接会って論争をしたことがある。幹部たちとも、テレビ番組等で話をしたことが何度もある。 元々、オウム真理教はヨガ道場で、幹部たちの多くはそこに通っていた。ヨガをやっていると、どうやら神秘体験をすることがあるという。自分の意識が身体から抜け出したり、急にエネルギーが注がれるような感覚を覚えたりするといった非日常的な体験をすることがあるそうだ。 そういった体験をしていくうちに、当時の幹部たちは、ヨ
7月6日の朝、麻原彰晃こと松本智津夫以下7名の「オウム真理教」関連の死刑囚が処刑された。 私は、W杯観戦シフトで昼夜逆転した生活を送っていたため、このニュースに気づいたのは昼過ぎだった。 で、すぐにテレビをつけたのだが、5分ほど画面を眺めたところで受像機のスイッチを切った。 理由は、いまさらのように驚いてみせている画面の中の人たちに同調できなかったからだ。 こういう書き方は誤解を招く。言い直そう。 私は、当日のテレビ番組に出演していた人たちが、ほんとうは驚いてもいないのに、善人ぶって大げさに驚いたふりをしていたとか、そういうことを言おうとしているのではない。 ありていにいえば、テレビの番組が提供しているオウム事件の概要説明に納得できなかったということだ。 だから、これ以上自分を不快な気持ちにさせないために視聴を断念した。それだけの話だ。 私は、誰かを責めているのではない。 むしろ自分を責め
6日に死刑が執行されたオウム真理教のかつての教祖・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(63)が、自らの遺体の引き取り先に四女を指名したとされることについて、四女は「受け入れることにした」というコメントを発表。四女の代理人を務める滝本太郎弁護士と武井共夫弁護士が11日、会見を開いた。 オウム心理教に関わる残る6人の死刑囚の死刑執行について、武井弁護士は「社会的な事象としてのオウム心理教、カルト問題としての調査や総括がまだ行われていない。死刑執行で終わりというわけにはいかないし、現在の問題として死刑を執行すべきではない」と言及。国への協力を求めた。 また滝本弁護士は、松本元死刑囚の遺骨は東京拘置所で保管されている状況だと説明したうえで、「国相手に要請いたします。助けてください。松本元死刑囚の遺骨をパウダー化及び太平洋の不特定の地点から、船から散骨するについて、費用負担と業務をぜひお願いしたい。国と
<blockquote class="hatena-bookmark-comment"><a class="comment-info" href="https://b.hatena.ne.jp/entry/367332389/comment/Ereni" data-user-id="Ereni" data-entry-url="https://b.hatena.ne.jp/entry/s/sky.ap.teacup.com/takitaro/2309.html" data-original-href="https://sky.ap.teacup.com/takitaro/2309.html" data-entry-favicon="https://cdn-ak2.favicon.st-hatena.com/64?url=https%3A%2F%2Fsky.ap.teacup.com%2Ft
日本を震撼させた一連のオウム真理教事件から約30年、教団幹部7人の死刑が執行された。そのうちの1人である中川智正元死刑囚と個人的な交流を続けてきた台湾出身の毒物学の権威、米コロラド州立大学のアンソニー・トゥ(杜祖健)名誉教授(88)が、筆者の取材に応じ、最後の面会時の様子などを明かしてくれた。 「先生もお元気で」 最後の面会は今年4月、中川元死刑囚が東京拘置所から広島拘置所へ移送されて間もなくだった。当時から移送は死刑執行の準備のためだろうと見られていたが、トゥ教授がこう振り返る。 「中川元死刑囚はいつも私が来るのを楽しみにしているようでした。私も彼からサリンやVXガスの実際の製造法や利用法について話を聞けることは、専門家として有難いことだった。死刑執行が近いことは彼も予想していたようですが、この時も過去の面会時と同じく死刑を怖がっている様子はありませんでした。『先生もお元気で。これが最後
「麻原彰晃」はいかにして「超高学歴信者」を心服させたか(2) 7月6日、オウム真理教の元代表・麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚ら7人に、死刑が執行された。死刑が執行されたのは、松本死刑囚の他に、早川紀代秀死刑囚、井上嘉浩死刑囚、新実智光死刑囚、土谷正実死刑囚、中川智正死刑囚、遠藤誠一死刑囚だ。 オウム真理教の一連の事件では、27人が亡くなっている。中でも1995年に東京の地下鉄に神経ガス「サリン」をまき、13人の死亡者と数千人の負傷者を出した未曽有のテロ攻撃は、日本中を震撼させた。 1989年の坂本堤弁護士一家殺害事件、1994年に長野県松本で住民7人が死亡した松本サリン事件、1995年の東京地下鉄サリン事件など、一連のオウム真理教事件で、松本死刑囚を含め13人の死刑が確定していた。... 記事全文を読む
受験エリートの一つの末路だった――。教団元幹部7人の死刑が執行されたオウム真理教事件。当時、信徒には高学歴の若者が多く、事件にも関与していた。現役の医師で、東京大学医科学研究所を経て、医療ガバナンス研究所を主宰する上昌広氏は、自身の経験をもとに「背景にあったのはリアリティーの乏しさ。私と入信した友人を分けたのはわずかな差」と振り返った。 【写真】上昌広医師も勧誘された井上死刑囚の素顔はこちら * * * 実は、私もオウム真理教事件に少しだけ関わった。高校(神戸市の灘高校)、大学(東京大学)の同級生の中に幹部になった人がいたためだ。特にI君とは仲が良かった。真面目で信頼できる人物だった。 医学部の学生時代や研修医のころ、I君からはしばしば電話がかかってきた。夜中に私のマンションまで車で迎えにきてくれて、南青山の教団の道場にお邪魔したこともあった。カレーとジュースをごちそうになり、勧誘され
Published 2018/07/11 13:18 (JST) Updated 2018/12/10 16:05 (JST) 松本智津夫元死刑囚(教祖名・麻原彰晃)の刑が執行されてから5日。地下鉄サリン、松本サリン、坂本堤弁護士一家殺害などオウム真理教による一連の事件、公判のいきさつを振り返り、識者たちがメディアで持論を展開している。結局、何が問題なのか。どんなことを教訓にすべきなのか。長年教団の問題をウオッチしてきた人たちの言葉は示唆に富み、時に視点やスタンスの違いもある。(共同通信=柴田友明) 「なぜ麻原が壊れたと断言するのか」 執行の約1カ月前、6月4日に作家やジャーナリスト、映画監督らが「オウム事件真相究明の会」を発足、東京都内で会見した。筆者も出席した。 会の起案文には「死刑執行はカウントダウンと言われていますが、地下鉄サリン事件の動機など、真相は解明されたとは言えない」「精神
松本元死刑囚の遺体を火葬=東京拘置所で保管-四女に引き渡し方針・法務省 東京拘置所に戻った、松本智津夫元死刑囚の遺骨を乗せたとみられる車を含む車列=9日午前、東京都葛飾区(一部、画像処理をしてあります) 死刑が執行されたオウム真理教の元代表松本智津夫元死刑囚(63)の遺体が9日午前、火葬された。法務省は東京拘置所から外部の火葬場に搬送し、荼毘(だび)に付した。関係者によると、遺骨は元死刑囚が執行前に示した意向に基づき、四女に引き渡す方針で、引き渡しまでの間は同拘置所で保管するという。 「神格化」の懸念も=遺体引取先、焦点に-オウム松本元死刑囚 四女の代理人の滝本太郎弁護士は「火葬は了解した。遺骨はただちには受領せず当面、東京拘置所にあることになる」とするコメントを発表した。 松本元死刑囚のほかの親族は、妻(59)への遺体引き渡しを要求しており、関係者によると、具体的な引き渡しの日程などは決
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