ネタバレになるので、ひとまず既に発表済の伊藤計劃遺稿分のみ。 →目次 プロローグ I ウェストコート 三つ揃えのスーツに於いて上着の下に着る袖なしのベスト。→Google:画像:ウェストコート ウェイクフィールド 英人名だが、1878年当時に20歳前後となる著名人に該当なし。現実とのリンクなしか。1888年生まれの怪奇小説家ハーバート・ラッセル・ウェイクフィールド、あるいは1835年発表のナサニエル・ホーソーンの小説に登場する「20年間行方をくらませた男」?いずれも年齢は合わない。追記:「ディファレンス・エンジン」に定量犯罪学担当次官としてアンドルー・ウェイクフィールドなる人物が登場する。作品の性質上オマージュの可能性は高そうだが、19世紀中頃時点で既に初老のようで、こちらも年齢は合わない。 黄燐マッチ 「どこにでも擦って着火できる」マッチとして頭薬に発火性の強い黄燐を用いたマッチ。183