劇作バトル、というのを観に行った。演劇関係でない僕には言葉のニュアンスがわからなかったのだが、リーディング公演というやつ。これに飲み屋の知人が、出るという。 へー、と思って聞いていたが、脚本がケラリーノサンドロヴィッチで本人のトークもあるということなので、チラシも貰っていない段階で「行きます」と即答した。 さらに後日詳細を聞くと、土田英生との対談とか。しかも1000円。これは拾い物をしたな、という気分。 ついてみると、劇作家協会のイベントでどことなく場違い感もあった。内容としては社長吸血記の一部をリーディング、その後、作品についての対談。 リーディングはリーディングであっても十分に面白かった。僕は別役実のエッセイを溺愛しているので、特に対談でケラが別役パートと読んだほうは楽しめた。「思いがけない」という言葉は別役実が想像した言葉で、それ以前には実は存在しなかったんじゃないか。そう思わせる何