アテもなくぶらりと入った書店で購入しました。町山智浩氏が季刊「kotoba」に連載中のコラム「映画のセリフ」の原稿を加筆訂正したもので、全22章で構成されています。題名は少々お堅い印象ですが、一章あたり10ページ足らずで、主に2010年以降の話題作に広く浅く触れており、気軽に読める一冊です。一章で一作品を評論、解説するものではなく、原稿執筆時に話題になっていた映画(洋画)からテーマを書き起こし、必要に応じて他の作品にも触れるエッセイ集です。 町山智浩著「映画と本の意外な関係」(Amazon) 章 言及している主な映画 1.信じて跳べ インセプション(2010年) 2.金は眠らない ウォール・ストリート(2010年) 3.本当の根性 トゥルー・グリット(2010年) 4.真夜中のパリ ミッドナイト・イン・パリ(2011年) 5.3月15日に気をつけろ スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜