グーグルは企業の経営者やマーケッターなどを対象にしたイベント「Google Business Day」を2009年12月3日に開催した。キーノートセッションでは、グーグル代表取締役社長の辻野晃一郎氏と米グーグル上級副社長兼最高財務責任者のパトリック・ピシェット氏がそれぞれ講演した。ピシェット氏は検索される言葉の傾向から、「トンネルの向こうに明かりが見えてきた」と現在の経済状況を推測した。 辻野氏は冒頭、2009年を総括する言葉として「チェンジがふさわしい」と、米国の大統領の交代や日本の政権交代、経済環境の変化について触れた。そうした中、同社においても、次の成長に向けて新しいことへのチャレンジをした年だったと振り返った。 2009年の取り組みとしてはまず、質問の投稿・公開や投票の集計ができるサービス「Googleモデレーター」を活用した「未来のためのQ&A」という企画を紹介した。この企画は、
先週「Androidと家電」というタイトルで講演をさせていただいた私だが、そのプレゼンのキーポイントは、「なぜGoogleはAndroidを無料で配布するのか?」。それを私なりに説明するための資料として作ったスライドが以下の二枚。 まずこれは、MicrosoftとIntelがパソコン・ビジネスを育てるためにした「コモディティ戦略」を図式化したもの。IntelとMicrosoftで協力してCPUとOSを部品化・規格化することにより、誰でもパソコンを作れる様にしたのがそれ。これにより、パソコン・ビジネスへの参入障壁が減り、パソコン・メーカーが乱立。差別化がしにくい部分(つまりIntelとMicrosoftがほぼ独占的に提供するCPUとOS以外の部分)で激しいコスト競争が起こり、パソコンのコモディティ化が一気に進んだのは皆さんの記憶にも新しいはず。 特筆すべきなのは、MicrosoftもInte
本日、Google 日本語入力 (ベータ) をリリースしました。 Google 日本語入力は Windows (現時点では 32 ビットのみ) および Mac に対応した日本語入力ソフトウェア (インプットメソッド) です。豊富な語彙と強力なサジェスト機能で思いどおりの日本語入力をサポートします。 Google 日本語入力は桁違いの語彙力を持っています。Web から機械的・自動的に辞書を生成することで、人手ではカバーしきれないような、新語、専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録しています。高い変換精度を実現するために、Web 上の大量のデータから統計的言語モデルを構築し、変換エンジンを構成しています。現在の Web のありのままを反映したインプットメソッドと言えます (この辞書および統計的言語モデルの作成は Google の大規模分散処理システム MapReduce を用いて、数千台規模
スマートフォンや携帯機器がメインコンピュータへと発展すると以前から予想されている。Googleはこれが十分に実現されたとき、現在大きなスクリーン上で占めている確固たる地位を、小型スクリーン上でも確保したいと考えている。 Googleは米国時間11月9日、そうした将来への準備として、7億5000万ドル相当の株式でAdMobを買収すると発表した。AdMobは、モバイルコンピュータの世界で最も強力な広告ネットワークプロバイダーの1つとされている。これはおなじみの戦略だ。Googleは、2007年にDoubleClickを買収して検索広告とディスプレイ広告の専門知識を融合したのと同じように、自社のモバイル検索広告の取り組みにAdMobのパートナーネットワークを加えようとしている。 Googleが「Google Apps」「Android」「Google Voice」などのさまざまな分野で行っている
MicrosoftがGoogleを恐れていることに議論の余地はない。Microsoftはやることなすことほとんどにおいて、Googleに対抗している。オンラインへの取り組みは特にそうだ。Googleがなかったら、MicrosoftはYahoo!との提携など考えもしなかっただろう。だが、提携は実現した。それは不安から生まれた。 だがGoogleもまた、Microsoftを恐れるべきなのだ。Microsoftはまだオンラインで足掛かりを得ようとしているところかもしれないが、巨大な企業だし、あきらめることはないだろう。それにこれまで、Microsoftは勝算が不確かなとき、それをうまく克服してきた。だから安心してほしい。Microsoftがただ単に転ぶようなことはないだろう。 GoogleがMicrosoftを恐れるべき理由を以下に挙げる。 1. Microsoftは巨大だ Googleは素晴ら
GmailやGoogle Waveのような複雑なWebアプリケーションが、Chromeブラウザ普及への道を開く――米Googleの幹部はこのように語った。Chromeブラウザは2008年9月にリリースされて以来、3000万人を超えるアクティブユーザーを獲得している。 リッチなWebアプリケーションは、今後登場するChrome OSの採用も促すと、Googleの製品管理担当副社長サンダー・ピチャイ氏は10月22日にWeb 2.0 Summitで語った。 同氏はChromeブラウザを、Chrome OSプラットフォームを基盤とする現代のリッチWebアプリケーション向けOSと表現している。Chrome OSは基本的に、新しいウィンドウシステムを備えたLinux上で動くChromeだ。Chrome OSを搭載したNetbookなどのデバイスのユーザーは、ソフトをPC上でインストールしたり、調整した
[WSJ] 米Google、音楽サービスをまもなく開始 グーグル、音楽サービスを開始するとWSJが報道。同社の主要事業である検索サービスを通じて、楽曲試聴・販売を行う。ワーナーミュージック、SME、Vivendiなど大手レコードレーベルが参加。 公開日時:2009年10月22日 03:23 米Wall Street Journalによると、Googleがまもなく音楽サービスの提供を開始する模様だ。 Googleは大手レコード会社 - Warner Music Group Corp., EMI Group Ltd., Sony Corp.'s Sony Music Entertainment、Vivendi SA's Universal Music Group からコンテンツを提供してもらうためのライセンスを取得しており、検索サービスを通じて販売を行う。 ユーザは目当ての楽曲を検索すると、検
GoogleのシュミットCEOは好調な四半期決算発表後の電話会見で、検索、ディスプレイ広告、Google Apps関連の企業をターゲットとする買収を検討していることを明らかにした。 「Googleでは、検索、広告、エンタープライズ、Webブラウジング、OSなどの分野の大小さまざまな企業の買収を検討中だ」――検索大手のGoogleが10月15日に行った第3四半期決算報告の電話会見で、同社のエリック・シュミットCEOはこう語った。シュミット氏が企業買収の意欲を表明するのは異例のことであり、今後、同氏とGoogleの開発チームがどんなタイプの企業を狙っているのかをめぐり、さまざまな憶測が飛び交いそうだ。 具体的には、「Googleは特定分野にフォーカスした検索企業や、検索効果の分析を専門とする企業に注目している」と同氏は語った。既にGoogleは、Webサイトの所有企業が自社サイトのトラフィック
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