生活保護を受けている世帯は、去年11月の時点で163万9000世帯余りとなり、1人暮らしの高齢者の増加を背景に、4か月連続で過去最多を更新しました。 世帯別で最も多いのは「高齢者世帯」で、前の月より1355世帯増えて83万7742世帯となり、全体の51%となりました。このうち、1人暮らしの高齢者が9割以上を占めています。 次いで、働くことができる世代を含む「その他の世帯」が26万2591世帯、けがや病気などで働けない「傷病者世帯」が23万8384世帯、「障害者世帯」が19万2738世帯、「母子世帯」が9万9316世帯などとなっています。 厚生労働省は「雇用環境の改善で、働く世代などでは減少傾向が続いているが、高齢者世帯の増加は今後も続くとみられるので、高齢者の貧困対策を検討していく必要がある」としています。