メガネチェーン「JINS」を展開するジェイアイエヌから11月5日、世界初の“自分を見る”ウエアラブルメガネ「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」が発売される。 メガネの眉間と鼻パッド部分に同社が独自開発した「3点式眼電位センサー」を、テンプル(つる)に「6軸(加速度・ジャイロ)センサー」を搭載し、目の動きを元に心や体の状態を可視化するという。まずは、オフィスシーンなどで自身の頭(脳)の活性度を測ったり、ドライブシーンで眠気の兆候を推定したり、フィットネスシーンで体の動きを測定するなどの用途が見込まれているが、ゆくゆくは医療分野などさまざまな用途への展開が期待されている。 目や頭の動きを測ることで、心と体の状態が分かる 人間の眼球は、角膜側が正、網膜側が負の電位を帯びており、その電位差を「眼電位」という。視線を動かした際や瞬きの際に、目の周辺の皮膚に電位差が生じるが、それを「3点式眼電位セ
日本は、限界費用ゼロ社会へのグローバルな移行における不確定要素だ。この国は今、中途半端な状態にある。 その苦境を理解するには、日本の現状をドイツの現状と比べてみさえすればよい。両国はグローバル市場における、世界一流のプレイヤーだ。日本経済は世界第3位、ドイツ経済は世界第4位に位置する。ところが、ドイツがスマートでグリーンなIoT(モノのインターネット)インフラへと急速に移行することで共有型経済と限界費用がゼロの社会を迎え入れようとしているのに対して、日本は過去との訣別を恐れ、確固たる未来像を抱けず、岐路に立たされている。 アンゲラ・メルケルの決断 2005年、アンゲラ・メルケルはドイツの首相になると、就任後数カ月のうちに私をベルリンに招いた。在任中に彼女の政権が、どのようにドイツ経済を成長させ、新しい企業や職を創出するかという問題に取り組むのを手伝ってほしいというのだ。 私はベルリンに着く
『書き起こし.com』の@paji_aです。 2010年5月13日、日本の次なるインフラとして「光の道」を訴えるソフトバンク社長・孫正義氏と、その「光の道」を真っ向から反対する佐々木俊尚氏の徹底討論が行われました。 その模様はリアルタイムにUstream、ニコニコ動画で放映され、同時にTwitterやブログなど、多くのソーシャルメディアを巻き込んだこの対談は、5時間にも及ぶ長丁場になりました。 書き起こし.comでは、@ksoranoさんに書き起こしの許可をいただき、 書き起こし担当として、現地入りし、孫vs佐々木対談「光の道は必要か?」を全8名のスタッフの手により全文の書き起こしを行いました。 ※ワードで111ページ分、文字数にして98,168文字(スペース含めない) ※対談終了から約39時間で全文書き起こし終了 討論の中心は「光の道」、いわゆる次世代のインフラ論でしたが、話は「光の道」
ヴィント・サーフ(Vint Cerf)氏といえば、インターネットの前身であるARPANETに関わり、TCP/IPやインターネットの開発に貢献した「インターネットの父」の1人と呼ばれています。そのサーフ氏が、米シンギュラリティ大学でインターネットの歴史と現在、そして彼が現在取り組んでいる惑星間インターネットのプロジェクトについて講義を行いました。 「インターネットの父」と呼ばれるヴィント・サーフ氏。現在はグーグルに所属し、Google Chief Internet Evangelistの肩書きを持つ。1943年生まれ サーフ氏は最初に、彼もその一員として取り組んだ1969年12月時点のARPANETの図を示し、これが「インターネットの前身といえる」と説明します。そして、このARPANETのデモンストレーションが非常に成功したために、ネットワークはさらに拡大していくことになります。
今日からはじまる新しいテーマは、次の通りです。昨日までの 通信戦争とも関係のあるテーマです。 ――――――――――――――――――――――――――――― ≪日本におけるインターネットの歴史≫ ――日本では、だれが、いつ、どのようにしてインターネット をはじめたか。日本のインターネット技術は、世界において、 どの程度のレベルに達しているかを探る―― ――――――――――――――――――――――――――――― EJでは、2005年8月23日から、46回にわたり「イン ターネットの歴史」をメルマガとブログで同時連載しましたが、 地味なテーマにもかかわらず、ブログでは現在でも毎日多くの方 からのアクセスがあるのです。連載データを次に示しておきます ので、ブログをあわせて読んでいただきたいと思います。 ――――――――――――――――――――――――――――― ≪インターネットの歴史≫ 2005年
今日からスタートさせるテーマは、「インターネットはどのよ うにして生まれたか」です。つまり、「インターネットの歴史」 ということになりますが、この一見何でもないテーマ――実は大 変な難題なのです。 この驚くべきほど世界中で普及している通信技術は、一体誰が 開発し、いつから始まったのでしょうか。これが意外にはっきり していないのです。 ひとつわかっていることは、インターネットは特定の誰かが開 発したものではなく、数多くの人たちによって作り上げられた通 信技術であるということです。 インターネットの場合は、開発に携わった人たちは当時はまっ たくの無名であったのです。これは当然のことですが、他の有名 な技術の開発と違ってインターネットの特徴的なことは、インタ ーネットがこれほど劇的に普及した現在でも、それらの人たちが 依然として無名のままであるということです。 もし、あなたがインターネット構築に
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