約半世紀の間、細野晴臣は非常に人気のある、評価の高いミュージシャンであり続けたにもかかわらず、彼が国際的に知られるようになったのは最近のことだ。彼は日本において、1969年から始めたエイプリルフール、ハッピーエンド、イエロー・マジック・オーケストラと革新的なバンドで活動を続けた。しかしアメリカでハッピーエンドを知っていたのは、長い間、ヴァン・ダイク・パークスやリトル・フィートとの活動から彼らに興味を持った音楽マニアか、音楽史学者に限られていた。ハッピーエンドが日本語で歌うロックにこだわっていたのも理由のひとつだろう。遅まきながら、2003年のソフィア・コッポラの映画『Lost In Translation』でハッピーエンドを知った人々も多い。 イエロー・マジック・オーケストラのデビューアルバムは1979年にA&Mレコードからリリースされた。日本ではすぐにスーパースターとなった彼らも、アメリ
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